2019/12/04
ロックフェラー財団100RCに見る街づくりのポイント
都市におけるレジリエントとグローバルトレンドとの距離感
ブリストルのレジリエント戦略では、住民(people)、場所(places)、組織(organizations)、繁栄と価値(prosperity and worth)、地域から世界へ(regional to global)という5つのアクションターゲットごとに、主要なアクションが掲げられました。それぞれのアクションプランは、①平等性、②住みやすさ、③持続可能性、④柔軟性、⑤協働の5つの評価軸のどれかにあてはまるようにマッピングされています。例えば最後にご紹介した100RCを中心とした他都市とのパートナーシップであれば、③持続可能性と⑤協働といった具合です。
地域の自立と、国際的なシステムへの依存性という矛盾した構造を認識している点も秀逸だと思います。100RCが推進するレジリエント戦略はあくまで都市単位にはなりますが、課題の解決について掘り下げると、どうしても世界の動きと切っても切り離せない関係が現れます。だからこそ国内、ひいては国境を越えた世界的な都市間のパートナーシップが重要になってきます。ベストプラクティスの共有ができることはパートナーシップの魅力ですので、今後も都市間連携は進んでいくと思います。

(了)
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