妖しく光る「ノロわれた部屋」

そこで、ここからノロウイルスを含む災害時のおう吐下痢症の発生や対処法を説明するわけですが、その前にこのノロわれた部屋の元祖バージョンをご紹介します。元祖「ノロわれた部屋」は、事前準備がもう少し必要です。写真をご覧ください。

(写真提供:SAKUMOキッズサポーター&教えて!ドクタープロジェクトチーム)

ダンボールでトイレが作られています。ノロわれた感、満載の力作です。この暗い雰囲気と言ったら!

(写真提供:SAKUMOキッズサポーター&教えて!ドクタープロジェクトチーム)

ここに子どもたちはブラックライトを持って入り、どこがノロわれているかチェックします。探索好きのこどもたちは、列に並んでまで、チェックしに来てくれますよ。

ノロわれた場所は、手で押すタイプの「流す」ボタンやトイレットペーパーのカバーの部分、手洗いの蛇口、床下の飛び散りなどがあります。こどもたちはちゃんと見つけます。もっとも、ところかまわずブラックライトをあてまくるので、見つけられるのですけどね。そんな、子どもたちでも見落としやすい場所があります。それはドアノブです。トイレの後の手洗いの重要性がわかりますね。

(写真提供:SAKUMOキッズサポーター&教えて!ドクタープロジェクトチーム)

ここでは、ドアノブがちゃんと紙コップで制作されているのです。しかも「手洗いのお約束」まで貼っているという、子どもが使うトイレ再現率がハンパない力作です。