著者別連載一覧

神田 良
明治学院大学経済学部名誉教授。米国RIMS(Risk and Insurance Management Society)日本支部長。経営戦略論、人的資源管理論、経営組織論が研究領域。特に経営戦略論では持続的競争力(サステナビリティ・コンピテンシー)を日本の老舗の実態調査に基づき究明している。企業存続への関心から企業存続リスクに関心を持ち、戦略的な全社的リスクマネジメント(ERM: Enterprise Risk Management)を研究している。東京商工会議所中央支部老舗企業塾を立上げ、現在アドバイザー。また、日本生産性本部と首都圏3県生産性本部で持続的競争力研究会を主宰している。
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ガバナンス・ポリシー設定や保険活用が求められる
AI活用は、予想以上に急速に進んでいる。それを活用しないことは、企業の競争力強化にとって大きなリスクになりかねない。とはいえ、活用すればそれでいいのかといった単純な問題でもない。当然のことであるが、競争力の構築に大きな影響を及ぼし始めているAI活用は、事業全体に影響を及ぼす意思決定に責任を負う取締役会および経営陣に対しても、リスクとなる。
2025/03/09
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人的リスクを考える
従業員のモチベーションを向上させることは、長期的な取組みを必要とするし、短期的に成果が生まれるわけではない。とはいえ、いかに素晴らしい戦略を策定したとしても、結局はそれを実行するのはヒトである。人への投資は欠かせない。
2025/02/12
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2025年に予測される保険業界の動向
保険業界の動きは、リスクマネジメントにとっては、リスク移転を行う上で重要なものであるが、リスクの動向に対する保険業界の対応を知る上でも欠かせない。この意味で、2025年、保険業界にどのような動きが予想されるかは、貴重な情報である。アメリカの保険業界が今年の動向について、いくつかのポイントを予測している
2025/01/07