医療機関と共同がグッド

実際のイベントでは、「ノロわれた部屋」だけじゃなくて経口補水の作り方コーナーもありました!レシピはクックパッドなどでも結構出ていますので、チェックしてみてくださいね。

(写真提供:SAKUMOキッズサポーター&教えて!ドクタープロジェクトチーム)

これらを皆さんの防災イベントで実施される場合は、「SAKUMOキッズサポーター&教えて!ドクタープロジェクトチーム」が発案者であることをきちんといれていただければご自由にお使いいただけます。あんどうりすバージョンには、あわせて「あんどうりす」とか入れていただけるとなおうれしいです。お互いの防災アイデアを気持ちよく使うためにも、例え自分でアレンジしても引用元は入れておくのがマナーかなって思いますので、よろしくお願いいたします♪

さて、ここで使ったブラックライト、こどもたちには、こんな風にも説明します。

りす「実はおうちのトイレがノロわれているかもしれません。このライトでチェックしましょう」

と言います。自宅トイレで、このブラックライトをあてると、もっとノロわれたものが見えるのです。それは、世にも怖ろしい実際に飛び散った尿です。「キャー!!怖すぎる!!」恐怖で保護者の顔色が変わるのがわかります。尿にふくまれるビタミンBが蛍光物質を含むため、トイレで当てると、掃除し忘れ部分が見えちゃうのです。怖ろしい! 花子さんより怖いかも。

そんなわけでノロわれた部屋イベント、災害時のトイレの話とセットでお伝えすると訴求力アップって思っています。災害時のトイレの話はトイレ研究所の加藤篤さんもリスク対策.comで連載中です♪

■災害時に困るトイレの話
https://www.risktaisaku.com/category/toilet-1/

また、このノロわれた部屋イベントを実施する際、おすすめなのは、地域の医療機関と一緒に実施することです。佐久市はもちろんのこと、東京消防庁で私が実施した際も一緒に講演した、田中まき整形外科医院 院長 整形外科医 田中眞希先生が、最初にノロウイルスや経口補水液の作り方についてわかりやすくレクチャーしてくださいました! 先生の親子向けの応急手当てのお話もいつかぜひ聞いてほしいです!

■田中まき整形外科
https://mtoc.jp

さらに地域の人々も巻き込んで…となれば、防災が地域をつないでいきますよね! 皆さんもぜひ、周りの医療機関を防災ワールドに巻き込んでくださいませ♪

もともと積極的な病院もたくさんあります。私も14日に開催される東京都大田区と大森日赤病院が主催の大田区災害時医療フォーラムで、このノロわれた部屋も紹介します♪

■大田区災害時医療フォーラム
http://www.omori.jrc.or.jp/Portals/0/images/bid/News2019/20190914_forum.pdf

皆さんもぜひ、地域で実践してみてください! ノロわれた部屋にようこそ!

(了)