2020/07/22
パンデミックと心のレジリエンス
■ストレス管理もレジリエンスを高める方法の一つ
レジリエンスの習慣と並行してもう一つ実行しておきたいこと、それがストレス管理です。そもそも仕事そのものがストレス製造マシンみたいなものですから、レジリエンスを身につけようとする姿勢にも好ましくない影響を与えることは否定できません。そこで、ストレスの多い職場でどうすれば心身のバランスをうまく保てるかを考えてみます。

一つ目は健康診断。身体の不調はミスを増やし、気持ちを後ろ向きにします。定期的な健康診断で不調の原因を早期発見し、自分の体への自信を取り戻しましょう。ジョギングその他の軽い運動を続けることも有効です。特にデスクワーク中心の人にはお勧めしたいところです。食事は暴飲暴食をつつしみ、毎日3食をしっかり摂ってください。
一方、精神的なストレス管理にも配慮したいものです。忘れっぽい、寝付けない、疲れが抜けないなど、ストレスが疑われる症状はありませんか。あるいは怒りっぽい、イライラする、といったこともストレスが原因かもしれません。

まずはこうした症状があることを自覚することが大切です。このような症状が気になったら、意識的に有給休暇を消化して気分転換を図ったり、場合によっては心理カウンセラーに相談するなどして少しでも解消する工夫を試みてください。
レジリエンスの3つの要素(感情のコントロール、ポジティブな姿勢、自己効力感)の獲得も、ここに述べたストレス管理も、けっして難しいものではありません。要はすべて習慣化の問題なのです。
最初はちょっと意識的で少しギコチなく思えても、やがては自分の些細な言葉づかいや心の持ち方にそれは現われるでしょう。何かヘコむようなことがあっても、おや?今までの自分とはちょっと違うぞ…と思えるようになればしめたものです。がんばってください。
パンデミックと心のレジリエンスの他の記事
- レジリエンス向上のカギは中間管理職が握っている
- 知らず知らずのうちに選択肢を狭めていないか
- 心に鍵をかけたまま時を過ごさないで
- 時には空を見上げ、大きく息を吸い込んで
- 逆境に負けない力は習慣のなかで身に付く
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/01
-
-
-
-
-
全社員が「リスクオーナー」リーダーに実践教育
エイブルホールディングス(東京都港区、平田竜史代表取締役社長)は、組織的なリスクマネジメント文化を育むために、土台となる組織風土の構築を進める。全役職員をリスクオーナーに位置づけてリスクマネジメントの自覚を高め、多彩な研修で役職に合致したレベルアップを目指す。
2025/03/18
-
ソリューションを提示しても経営には響かない
企業を取り巻くデジタルリスクはますます多様化。サイバー攻撃や内部からの情報漏えいのような従来型リスクが進展の様相を見せる一方で、生成 AI のような最新テクノロジーの登場や、国際政治の再編による世界的なパワーバランスの変動への対応が求められている。2025 年のデジタルリスク管理における重要ポイントはどこか。ガートナージャパンでセキュリティーとプライバシー領域の調査、分析を担当する礒田優一氏に聞いた。
2025/03/17
-
-
-
なぜ下請法の勧告が急増しているのか?公取委が注視する金型の無料保管と下請代金の減額
2024年度は下請法の勧告件数が17件と、直近10年で最多を昨年に続き更新している。急増しているのが金型の保管に関する勧告だ。大手ポンプメーカーの荏原製作所、自動車メーカーのトヨタや日産の子会社などへの勧告が相次いだ。また、家電量販店のビックカメラは支払代金の不当な減額で、出版ではKADOKAWAが買いたたきで勧告を受けた。なぜ、下請法による勧告が増えているのか。独占禁止法と下請法に詳しい日比谷総合法律事務所の多田敏明弁護士に聞いた。
2025/03/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方