心に鍵をかけたまま時を過ごさないで
第4回:ポジティブな姿勢を身につける
BCP策定/気候リスク管理アドバイザー、 文筆家
昆 正和
昆 正和
企業のBCP策定/気候リスク対応と対策に関するアドバイス、講演・執筆活動に従事。日本リスクコミュニケーション協会理事。著書に『今のままでは命と会社を守れない! あなたが作る等身大のBCP 』(日刊工業新聞社)、『リーダーのためのレジリエンス11の鉄則』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『山のリスクセンスを磨く本 遭難の最大の原因はアナタ自身 (ヤマケイ新書)』(山と渓谷社)など全14冊。趣味は登山と読書。・[筆者のnote] https://note.com/b76rmxiicg/・[連絡先] https://ssl.form-mailer.jp/fms/a74afc5f726983 (フォームメーラー)
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■テレビやインターネットの功罪
人間は悩む動物です。これは今も昔も変わらないと思うのですが、昔と違い、ネットニュースやSNSなどを通じて摂取する今日の情報というのは、衝動的で根拠のない空回り的な不安や焦り、疎外感をつくり出しやすいところがあります。いわば“不要不急の不安”と言ってもよいものです。
ネットニュースやSNSのこうした弊害は、コロナウイルス・パンデミック下でも見られることは言うまでもありません。
例えば東洋経済オンラインの「コロナ疲れで病む人・病まない人の決定的な差」と題する精神科医、樺沢 紫苑氏による寄稿。
東洋経済オンライン:コロナ疲れで病む人・病まない人の決定的な差
ここではコロナ疲れになる人の特徴を5つ掲げており、1つでも当てはまる方は注意してくださいとのこと。その筆頭に「1.情報過多の人」とあります。
テレビやネットに流れているコロナ情報の多くは不安を煽るものが多く、何時間もこれらに釘付けになっていると不安は増加し、メンタルは疲弊していく。コロナ疲れの最大の原因はテレビやスマホでの大量の「ネガティブな情報」に長時間接すること。「暗いニュース」の見過ぎは注意しましょう、という趣旨です。
こうしたメンタルを損なう情報過多な生活習慣を続けている人は、まずは自分がそうした習慣に入り浸っていることを自覚することが大切です。自覚したら次は「スマホと距離を置く」。スマホ版のソーシャルディスタンスです。その上でレジリエントになるための3つの習慣の2つ目、「ポジティブな姿勢」を実践するということです。
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