「〇〇川氾濫△△情報」。この言葉を聞いたら、心の警戒をスイッチオン!

中学生ぐらいであれば、これだけ来襲する台風がどのような被害をもたらし、どう対策をとるべきか、そして必要な気象知識や計算の仕方は何か、理解できると思います。

流体力学はわからなくても、2乗の計算はできます。4つの気団の暗記が、中2理科の天気学習ではキモのようなところがあって、梅雨前線は、「お」のつくオホーツク気団と小笠原気団が影響するので、「おつゆ」と覚えるとわかりやすい・・とかいう覚え方もありますが、そこまでして名前を暗記するよりも、実際に過去に来た台風を知り、どうすれば多様な人が安全に避難できるか考えさせる教育の方がいいのでは・・・と思うのですが・・

その他、山本さんのレクチャーでは、洪水について、「〇〇川氾濫△△情報」この言葉を聞いたら、心の警戒をスイッチオンにして情報収集するお話や、気象庁がだしている指定河川洪水予報で大切なのは「主文」の読み方、洪水の話や役立つアプリの話もでてきました。ここからは是非、実際にお聞きいただければと思います。

そして、学んだことを避難につなげてほしいと思っています。江東5区では、2週間浸水することにより、マンション3階以上の水没しない人であっても、救助はなく、区役所は機能せず、トイレも水も電気も使えないため、被害が甚大になることが想定されています。


 
避難情報は、72時間前から出されますが、台風や災害について理解がないと、早期に避難する必要性がイメージしにくいかもしれません。

具体的にどうすれば避難できるかは、早期避難についての過去記事も書いてますので、この問題は、引き続きみなさんと共有、検討していければと思っています。

■大雨情報で早期避難ってほんとにできる?早期避難のためのアイデア12選(前編)住所入力すれば危険をカルテにしてくれるサイトも!
http://www.risktaisaku.com/articles/-/7947

■大雨情報で早期避難ってほんとにできる?早期避難のためのアイデア12選(後編)江東5区は24時間前から避難!?
http://www.risktaisaku.com/articles/-/8196

(了)