海外リスク
-
「痛み」伴う改革で成果=トランプ氏と連携模索―ミレイ大統領就任から1年・アルゼンチン
【サンパウロ時事】アルゼンチンのミレイ大統領が就任して、10日で1年となった。インフレ退治に向け補助金削減など国民の「痛み」を伴う経済改革を断行し、一定の成果をもたらした。外交ではトランプ次期米大統領との連携を模索。
2024/12/11
-
「シリア南部に非武装地帯」確保指示=政権崩壊後に猛攻撃―イスラエル
イスラエルのカッツ国防相は10日、反体制派がアサド政権を打倒した隣国シリアの南部に「非武装地帯を作るよう軍に指示した」と述べた。アサド政権崩壊を受け、シリア国内の軍拠点などにイスラエル軍が猛攻撃を加えている。
2024/12/11
-
シリア暫定首相にバシル氏=反体制派へ権限移譲―前政権の弾圧責任者追及へ
【イスタンブール時事】シリアのアサド政権を打倒した反体制派勢力は10日、ムハンマド・バシル氏を暫定首相に指名した。シリアのメディアが伝えた。反体制派は9日、主力の「シャーム解放機構」(HTS、旧ヌスラ戦線)指導者ジャウラニ氏が前政権で首相を務めたジャラリ氏と会談したと発表。
2024/12/10
-
北西部拠点に戦闘員3万人=アルカイダから離脱―HTS
シリアのアサド政権を崩壊に導いた反体制派の主力組織「シャーム解放機構」(HTS)は、2011年以降の内戦下に結成された国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派組織「ヌスラ戦線」を前身とする。16年にアルカイダから離脱したとされる。北西部を拠点とし、3万人規模の戦闘員が参加するとの報道もある。
2024/12/10
-
韓国、首相中心に国政運営か=法的根拠なき「代行」
【ソウル時事】韓国の尹錫悦大統領が内乱容疑の捜査対象になったことで、当面の国政運営は韓悳洙首相が実質的に担い、与党「国民の力」の韓東勲代表と協議して進める見通しだ。ただ、現状では大統領の権限を代行できる法的根拠はない。
2024/12/10
-
機運しぼむ「超大国」の核軍縮=トランプ氏復権で歯止め喪失か―米欧の亀裂うかがうロシア
核超大国の米国とロシアの間では、削減どころか核軍拡の機運が高まっている。トランプ次期米大統領の就任で、歯止めがさらに失われるとの懸念も広がる。トランプ氏の復権で米欧に亀裂が生じれば、それに乗じてロシアも核搭載可能な中距離ミサイルの配備を進める構えだ。
2024/12/10
-
ロシア、中東での影響力低下=アサド政権崩壊で痛手
ロシアのプーチン政権にとって、後ろ盾となってきたシリアのアサド政権の崩壊は大きな痛手だ。ウクライナ侵攻に軍事力を割かれたロシアは、シリア反体制派勢力の大規模攻勢からアサド政権を守り切ることができなかった。アサド大統領の亡命を受け入れたが、ロシアの中東での影響力は低下しそうだ。
2024/12/09
-
米大統領「良い未来築く歴史的機会」=シリア新政府樹立、反体制派勢力と対話へ
【ワシントン時事】バイデン米大統領は8日、ホワイトハウスで演説し、シリアのアサド政権が「ついに崩壊した」と歓迎した上で「長年にわたり苦しんできたシリアの人々が、より良い未来を築く歴史的な機会の瞬間だ」と強調した。シリアの新政府樹立に向け、反体制派勢力との対話に前向きな姿勢を示した。
2024/12/09
-
年末で、欧米でのテロ等に対する注意喚起=外務省
外務省は9日、欧米での年末におけるテロ等に対する注意を呼び掛けた。【ポイント】○クリスマスや年末年始といった祝祭日・イベントシーズンは、人の集まりや移動が増えるため、テロが起こる可能性が高まることが懸念されます。
2024/12/09
-
アサド政権、崩壊=反体制派、首都制圧を宣言―大統領の所在不明・シリア
【イスタンブール時事】内戦下のシリアでアサド政権への大規模攻勢を仕掛けた反体制派勢力は8日、国営テレビを通じ、「ダマスカスを解放した」と首都制圧を宣言した。政権最大の後ろ盾であるロシアは「アサド大統領が辞任を決め、平和的な権限移譲を指示して出国した」(外務省声明)と発表。
2024/12/08
-
「泡沫」急浮上、TikTok不正か=ロシアの影、政治不信鮮明―ルーマニア大統領選
【ベルリン時事】東欧ルーマニアで、8日に決選投票を控えていた大統領選挙が、憲法裁判所の判断で急きょ中止され、候補者の届け出からやり直す異例の事態となっている。
2024/12/08
-
コンゴ共和国で原因不明の病気=406件の疾患を確認
世界保健機関(WHO)は8日、2024年10月24日から12月5日までの間に、コンゴ民主共和国クワンゴ州のパンジ保健区域で、発熱、頭痛、咳、鼻水、体の痛みなどの症状を伴う診断未確定の疾患の症例が406件記録されたと発表した。重症例はすべて重度の栄養失調であると報告されている。
2024/12/08
-
韓国大統領弾劾、不成立=野党反発で混乱長期化も―与党「秩序ある退陣」表明
【ソウル時事】韓国国会は7日午後、国会本会議を開き、「非常戒厳」を宣言した尹錫悦大統領の弾劾訴追案を採決した。与党「国民の力」の議員は、採決を前にほぼ全員が議場から退出。同案は投票が規定数に達しなかったため成立せず、廃案となった。
2024/12/07
-
米雇用、22万7000人増に急回復=予想上回る、失業率4.2%―11月
【ワシントン時事】米労働省が6日発表した11月の雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比22万7000人増だった。大型ハリケーンと航空機大手ボーイングのストライキの影響で低い伸びだった10月(3万6000人増)から急回復。
2024/12/06
-
カリフォルニア州沖で地震=M7.0、津波警報―米
【シリコンバレー時事】米地質調査所(USGS)などによると、西部カリフォルニア州で5日午前10時44分(日本時間6日午前3時44分)ごろ、マグニチュード(M)7.0の地震が発生した。一時津波警報が出されたが、解除された。 震源はカリフォルニア州ペトロリアの西北西63キロ。
2024/12/06
-
シリア反体制派、中部要衝へ進攻か=アサド政権軍と激戦
【イスタンブール時事】内戦下のシリアでアサド政権への攻勢を強める反体制派勢力は5日、SNSで、政権軍との攻防が続く中部の要衝ハマについて「市内へ多方面から進攻し、市中心部に向かっている」と主張した。
2024/12/05
-
建設現場で地盤崩落、13人不明=中国・深セン
【香港時事】中国広東省深セン市の建設現場で4日午後11時ごろ、地盤が崩落し、作業員13人が行方不明になった。現場では救助作業が行われている。地元当局が5日、発表した。 地盤が崩落したのは深セン市宝安区にある高速鉄道の建設現場。近隣住民は避難し、周辺では交通規制が敷かれた。
2024/12/05
-
キューバ全土で停電=2カ月間で3回目
【サンパウロ時事】カリブ海の島国キューバ全土で4日、停電が発生した。同国の電力インフラは脆弱(ぜいじゃく)で、地元メディアによると大規模停電は過去2カ月間で3回目という。 4日未明に稼働中だった火力発電所が故障した。
2024/12/05
-
米GM、中国事業不振で巨額損失=7500億円超、工場閉鎖も
【ニューヨーク時事】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は4日、中国事業の不振を理由に計50億ドル(約7500億円)超の特別損失を計上すると明らかにした。中国同業の上海汽車集団との合弁会社で、工場閉鎖などの再編に伴う減損処理を行う。
2024/12/05
-
「ハイブリッド戦争」に対抗=NATO外相会合、ウクライナ支援強化で合意
【ロンドン時事】北大西洋条約機構(NATO)の外相会合は4日、ブリュッセルで2日目の討議を行い閉幕した。外相らは、ロシアなどが仕掛ける軍事的威圧と非軍事的工作を組み合わせた「ハイブリッド戦争」に対抗していくことで一致。ロシアの侵攻が続くウクライナへの支援を強化することでも合意した。
2024/12/05
-
「安定」の時代が終わる
冷戦が終わって30余年。グローバル経済のもとで築き上げられてきた「安定」が崩れつつあります。安全保障上の対立、国家間のイデオロギー争い、パワーバランスの多極化、地政学リスクの高まり――。この混沌を企業はどう生きるのか。2024年の世界情勢を振り返り、来る2025年を展望します。また、今年二重被災に見舞われた能登半島が日本の防災に投げかける問題を考えます。
2024/12/05
-
日系企業、影響を懸念=一部で出張厳選―韓国一時「戒厳令」
韓国の尹錫悦大統領が「非常戒厳」を一時宣言したことを受け、韓国に進出している日系企業や、観光客らへの影響が懸念されている。現時点でツアーのキャンセルなど大きな混乱は確認されていないが、一部企業では現地への出張を厳選する動きも出ている。
2024/12/04
-
韓国野党、尹大統領の弾劾案提出=戒厳令に反発強まる―与党議員賛成で可決か
【ソウル時事】韓国の尹錫悦大統領が「国政がまひ状態にある」などとして、1987年の民主化後初めて「非常戒厳」を宣言したのを受け、革新系最大野党「共に民主党」など野党6党は4日、国会に尹氏の弾劾訴追案を提出した。戒厳令の発出が「憲法や法律に明白に違反する」と主張した。
2024/12/04
-
反体制派、中部要衝で激戦=政権軍反撃で一進一退―シリア
【イスタンブール時事】在英のシリア人権監視団によると、アサド政権へ攻勢を仕掛けた反体制派勢力は4日、中部の要衝ハマ近郊で政権軍と激しい戦闘を続けた。政権軍は国営メディアを通じ「大規模な増援部隊がハマに到着した」と表明。
2024/12/04
-
在日米宇宙軍が発足=中ロ念頭に抑止力強化へ
米軍は4日、横田基地(東京都福生市など)で在日米宇宙軍の発足式典を開き、正式に運用を開始した。宇宙領域で活動を活発化させるロシアや中国を念頭に、自衛隊との連携を深め抑止力向上を図る。
2024/12/04