安全衛生
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第115回:欧州のリスクマネジャーの問題意識とこれからの役割
欧州のリスクマネジャーを対象に行ったアンケートの結果。今後12カ月間の懸念として挙げられたのは、1位がサイバー犯罪などに関する脅威、2位が経済成長の不確かさ、3位が重要なスキルを持つ人材の確保だった。ただし、調査期間は今年の1月から3月で、新型コロナウイルスのパンデミック影響があまり反映されていない。
2020/09/01
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感染予防に欠かせない消毒剤の適切な選択と扱い
COVID-19予防のためのワクチンが実用化されていない現在、予防手段として最も重要視されているのは、依然としてマスク、そして消毒剤です。しかし、消毒用アルコールの効果は一過性で、安全性は必ずしも万全ではなく、人によっては使用できない場合があることに注意しなければなりません。あらためて、消毒剤について考えてみます。
2020/08/31
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複数事業労働者への労災保険給付が変更/9月1日から=全就業先の賃金を合算して算定
改正「労働者災害補償保険法」が9月1日から施行される。事業主が異なる複数の事業場で働いている労働者の場合、これまでは労働災害が発生した事業場のみの業務上の負荷(労働時間やストレス等)を評価して、労災認定を判断していたが、9月1日以降、全ての就業先の賃金額を合算した額を基礎に保険給付額が決定される。
2020/08/31
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作業員の現場リスクを可視化
NTTアドバンステクノロジは、工場など現場の作業員が直面するさまざまなリスクを軽減する“スマホレス&リストバンド型”「作業員みまもりサービス」を提供する。リストバンド型のバイタルセンサーから取得するバイタル情報と、暑さ指数(WBGT)など作業環境に関するデータの監視を通じて熱中症・転倒などの監視を行い、クラウド上でデータを蓄積・分析してセンサー情報の可視化や異常の通知を行うもの。
2020/08/26
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工場や製造現場などで使える感染予防テープ
総合粘着テープメーカーのリンレイテープ(東京都中央区)はこのほど、新型コロナウイルスの感染予防や労働災害防止のための注意喚起に使用できる「養生テープ」を発売した。
2020/08/26
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第8回 経営リスクに関する各種保険
フィナンシャルラインというカテゴリーに分類される保険種目について解説します。伝統的な賠償責任保険とは別のカテゴリーとして、フィナンシャルロス(経済的損失)のみを補償する保険カテゴリーです。日本では「経営リスク保険」と呼ばれています。
2020/08/24
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水インフラの要らない水循環型ポータブル手洗い機
水循環を用いた次世代の分散型水インフラの研究開発・事業展開を手がけるWOTA(ウォータ)は、AIを活用した自律分散型水循環システムを搭載した、水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を開発し、11月に出荷する。新型コロナウイルスとの共生に向け、水道のない場所に設置可能で、いつでも綺麗な水で手洗いができる手洗い場として提案する。
2020/08/12
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中小企業27万社が「廃業検討」
東京商工リサーチは8月3日、新型コロナウイルスの感染拡大による企業存続への影響に関するアンケート調査の中間集計を公表した。新型コロナ終息が長引いた場合に「廃業を検討する可能性がある」と回答した中小企業の割合は7.7%となった。
2020/08/07
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マダニ咬傷だけでなく犬や猫からも感染
前回に続き、重症熱性血小板減少症候群 (Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome : SFTS) について。これまで知られていなかった、死亡率の高いダニ媒介ウイルス感染病です。野外での活動が多くなるこれからの時期は、マダニに注意するとともに、動物からの感染にも気を付ける必要があります。
2020/08/07
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管理・監督者の安全観察力とコミュニケーション力を高めるプログラム
DSS サステナブル・ソリューションズ・ジャパンは、デュポンの安全トレーニング・プログラム「管理・監督者用STOP(Safety Training Observation Program)」を提供している。「リーダーは従業員の安全に責任を負う」という考えに基づき、管理・監督者が安全観察力やコミュニケーション力を高め、従業員と安全・不安全作業について建設的な話し合いができるようにするもの。安全を特別なイベントではなく日常の業務の一部とするための支援を提供する。
2020/08/05
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コロナと共存する「転禍為福のBCP」とは?変化を見逃さず柔軟に危機対応、転換も恐れず
新型コロナウイルスの影響はグローバルサプライチェーン全体に及んでいます。供給の途絶だけでなく需要も落ち込み、現在なお出口が見えません。企業はこれからどのような戦略で事業を継続すればいいのか。6 月30 日に開催した危機管理カンファレンス基調講演で、名古屋工業大学の渡辺研司教授は「転禍為福」(禍転じて福と為す)のBCP のあり方を解説しました。
2020/08/04
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無料オンラインセミナー「新型コロナウイルスにより世界的に増大する治安リスクに備える」
本セミナーでは新型コロナウイルスによる地政学リスクの増大とグローバル企業が直面する治安リスク、およびその対応策としての保険について説明します。
2020/08/03
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第7回 グローバル企業にとっての賠償責任保険の留意点
賠償責任保険は各国により補償内容に違いがあります。不法行為法や民事訴訟法など背景となる法制度が国ごとに異なり、多様な法規制があるからです。さらに保険商品としての歴史が長く、それぞれの国の保険商品認可の歴史から国により多様な補償内容となっています。そのため、国際企業保険プログラム(GIP)を活用して国による補償の違いを埋める等の対策が必要となります。
2020/07/29
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第110回:米国の投資顧問業におけるBCPの実態
米国の投資顧問業協会(The Investment Adviser Association:IAA)が、会員組織のコンプライアンス担当者を対象として行っている調査。今年は特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で事業継続への関心が高まったことから、BCPに関する設問を拡張して、調査を行っている。
2020/07/28
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人権配慮ルールの周知と公表範囲の決定
新たに感染者やクラスターの発生が公表されるたびに、感染者やその関係者に対する懲罰的な言動が起こり、場合によっては謝罪にまで追い込まれてしまうといった事態が全国各地で垣間見られます。しかし、コロナウイルスに感染することは、不祥事ではありません。「油断をしたから」「本人に落ち度があったから」「この状況下で軽はずみな行動をしたから」といった非難には、断固たる姿勢で「そうではない」というべきです。
2020/07/28
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集塵機火災リスクを低減する難燃性カートリッジフィルタ
新東工業は、モノづくり現場の粉塵火災ゼロに向けた提案の第1弾として、新開発の集塵機用難燃性カートリッジフィルタ「FRシリーズ」を販売する。
2020/07/28
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「複合災害」に備えろ
「月刊BCPリーダーズ」は災害や事故、感染症などの危機に対応し、事業継続をけん引する企業人(=BCPリーダー)に向けて、毎月1回お届けしているPDFテキストブックです。社内の回覧や共有、会議の参考資料などにもお使いください。
2020/07/23
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レジリエンス向上のカギは中間管理職が握っている
個人に焦点を当ててレジリエンスの身につけ方を述べてきましたが、最終回は応用編です。いかにレジリエンスを発揮するかは、平たく言えば「いかにやる気を引き出すか」。一人ひとりの取り組みもさることながら、職場においては、レジリエンス向上の鍵となる人物がいることを忘れてはいけません。すなわち、中間管理層の人々です。社内の人々がレジリエントになれるかどうかは、中間管理層に左右されることが少なくないのです。
2020/07/22
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第109回:パンデミック後のサプライチェーンの未来
サプライチェーンに特に注目した調査報告書。サプライヤーの地元化や物流サービスの利用意向の変化など、今回の新型コロナウイルスパンデミックは、サプライチェーンにも大きな変化をもたらしているようだ。
2020/07/21
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COVID-19×ITセキュリティ対策セミナー
2020/07/21
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COVID-19×ITセキュリティ対策セミナー
新型コロナウイルスと、コンピューターウイルスという2つの異なるウイルスが蔓延する中、各社はどう事業を継続すればよいでしょう。今回のセミナーでは、感染症対策、そしてITセキュリティ対策の両側面から秋以降の対策について徹底解説します。
2020/07/21
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屋内・車載向け衛星通信トランシーバー
アイコムは、アンテナユニットを屋外に設置することで、屋内や車内からでも衛星通信が可能な衛星通信トランシーバー「IC-SAT100M」を発売する。イリジウム社の衛星通信ネットワークを利用し、送信ボタンを押すだけで世界中と安定した一斉同報通信ができるという。
2020/07/16
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体温測定に対応したクラウド型映像監視システム
クラウド型映像セキュリティを手かげるイーグルアイネットワークスは、「イーグルアイ クラウド型映像監視システム(Eagle Eye Cloud VMS)」において、サーマルカメラ、ブラックボディキャリブレーションユニット、クラウド型の録画、リアルタイム通知からなる包括的な発熱測定システムを代理店経由で提供する。
2020/07/15
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日本や中・韓、越南で拡大する新しいウイルス
2020年7月初め現在、新型コロナウイルス感染症の猛威は世界中で収まっておらず、憂慮すべき状況になっています。一方、初夏を迎え、さまざまな衛生害虫の活動が活発になっています。今回は、これらの虫類によって引き起こされる感染病について紹介します。新しいダニ媒介ウイルス感染症、すなわち重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)です。
2020/07/15
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第108 回:サプライチェーンのレジリエンスを評価するためのフレームワークが示された論文
西安交通リバプール大学(西交利物浦大学)蘇州国際ビジネススクールのYu Han氏ほか2人による、サプライチェーン・レジリエンスの能力とパフォーマンス指標に関する論文。153の論文の系統的なレビューから、測定のフレームワークが示されている。
2020/07/14