2025/02/10
防災・危機管理ニュース
財務省は10日、関税局調査課の職員が違法薬物の密輸入に関する犯則調査の嫌疑者ら187人の個人情報が記された行政文書を紛失したと発表した。これまでのところ見つかっていないが、情報が悪用されるなどの被害は確認していないという。同省は「税関行政に対する信頼を大きく損なうもので、深くおわびする」としている。
職員は6日、横浜税関で打ち合わせし、嫌疑者らの住所や名前などが書かれた文書を受領。就業後の午後6~11時、横浜税関職員らと横浜市内の飲食店でビール9杯を飲むなどした。帰宅中の7日午前0時ごろ、JR錦糸町駅で下車時に紛失に気づいた。職員や部下の個人情報が含まれる執務用パソコンもなくしたという。
同省は職員について事実関係を確認の上、厳正な対処をすると説明。機密情報を扱う際はセキュリティー対策を講じた上での電子送付を徹底するとしている。
〔写真説明〕横浜税関=横浜市中区
(ニュース提供元:時事通信社)
![](/mwimgs/c/a/-/img_ca89c3469f8cb2b8c73e6860518905ff149460.jpg)
- keyword
- 個人情報
防災・危機管理ニュースの他の記事
- AI推進へ規制簡素化=国際会議で訴え―マクロン仏大統領
- マスク氏、オープンAI買収提案=15兆円、CEOは拒否―米報道
- 自動運転タクシー開始へ=米で26年にも、丸紅が協力―配車大手リフト
- ホンダ、1月の中国新車販売31.8%減=12カ月連続マイナス
- 個人情報187人分紛失=薬物密輸入の嫌疑者氏名など―財務省
おすすめ記事
-
-
阪神・淡路大震災30年 いま問われるもの
日本社会に大きな衝撃を与えた阪神・淡路大震災から30年。あらゆる分野が反省を強いられ、安全を目指してさまざまな改善が行われてきました。しかし、日本社会にはいま再び災害脆弱性が突き付けられています。この30年で何が変わったのか、残された課題は何か。神戸大学名誉教授・兵庫県立大学名誉教授の室﨑益輝氏に聞きました。
2025/02/06
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/02/05
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/02/04
-
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方