気象庁は10日、地震活動状況に関する毎月定例の記者会見を開き、1月13日に日向灘で最大震度5弱(マグニチュード=M6.6)の地震が起きた際の津波を精査した結果を公表した。愛媛、高知、宮崎、鹿児島の4県で津波が観測され、最大は震源に近い宮崎市・宮崎港の23センチだった。
 宮崎以外の3県で大きかった所は、高知が土佐清水市の13センチ、愛媛が宇和島市の8センチ、鹿児島が種子島(中種子町)の11センチだった。この地震では南海トラフ地震との関連を調査するとの臨時情報が発表されたが、地震の規模が基準に満たず、調査終了となった。 

(ニュース提供元:時事通信社)