2025/01/27
防災・危機管理ニュース
【ソウル時事】韓国国土交通省は27日、南西部全羅南道の務安国際空港で179人が死亡した旅客機事故から1カ月になるのを前に原因調査の初期報告書を公表した。鳥と衝突する「バードストライク」が起きたことを示す痕跡として、事故機の左右両方のエンジンから鳥の羽根と血痕が見つかったと明らかにした。
事故は2024年12月29日に発生。格安航空会社(LCC)済州航空のバンコク発旅客機が空港に胴体着陸。ブレーキの役割を果たす車輪が作動せず、減速できないまま滑走路の先の構造物に激突し、炎上した。
事故機を巡ってはバードストライクにより左右の両方のエンジンが故障した可能性が指摘されてきた。報告書によると、羽根と血痕のDNA分析で、衝突した鳥は冬に大群で飛来する渡り鳥のトモエガモと判明した。事故直前に旅客機と鳥の群れが接近する様子も監視カメラで確認された。
〔写真説明〕韓国南西部全羅南道の務安国際空港で発生した旅客機事故の現場を調べる警察の捜査チーム=2024年12月(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方