2024/11/13
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】米メタ(旧フェイスブック=FB)は12日、傘下アプリのFBやインスタグラムについて、欧州連合(EU)で個人の興味に沿った広告表示を抑えた無料プランを提供すると発表した。ターゲティング(追跡型)広告に使うデータを最小限に絞る。EU当局が個人情報保護の監視を強めていることに対応する。
EUは7月、FBやインスタについて、個人情報を活用した広告配信に同意しなければ無料で利用できないサービス仕様が、デジタル市場法(DMA)に違反しているとの予備的見解を公表。広告無しの有料プランか、個人情報取得を受け入れて無料で使うかの二者択一は、利用者の不利益になるとして改善を求めていた。
メタは今回、こうした見解が「法律に書かれている以上の要求」と反発。広告掲載が域内企業の収益底上げに貢献しているとも強調しつつ、プランを追加した。新プランはFBやインスタの一部閲覧データに加え、年齢や場所、性別といった「最小限のデータ」に基づき広告表示する。
併せて今月13日からは広告無しの月額料金プランも約40%引き下げる。同プランは2023年11月に欧州で導入した。
〔写真説明〕米メタのロゴマーク(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- 個人情報
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方