2024/03/22
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は21日、人工知能(AI)の安全性を高め、貧困や気候変動をはじめとする世界規模の課題解決に役立てていく決意を示した決議を議場の総意により無投票で採択した。決議案は米国が提出し、日本や中国など120カ国超が「強い賛意」を示す共同提案国に加わった。
決議は「安全で安心、信頼できるAIシステム」を目指すとして、人権や基本的自由が守られなければならないと強調。各国にAIの悪意ある利用を控えるよう要請した。
また、インターネットに代表されるITの恩恵を受けられる人と受けられない人の「情報格差」是正も掲げ、途上国支援を呼び掛けた。ただ、各国で意見に隔たりがある軍事利用に関しては言及しなかった。
〔写真説明〕21日、ニューヨークの国連本部で、人工知能(AI)に関する総会決議の採択を受けて記者会見するトーマスグリーンフィールド米国連大使(右から2人目)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方