2025/02/05
防災・危機管理ニュース
【イスタンブール時事】エーゲ海で地震活動が活発化し、震源に近いギリシャの世界的な観光地サントリーニ島から住民らが退避する動きが続いている。欧州地中海地震学センターによると、1月28日から今月4日までの1週間で地震は815回以上に達し、マグニチュード(M)5以上の地震も頻発している。
ギリシャ最大手エーゲ航空は避難支援のため、サントリーニ島と首都アテネを結ぶ臨時便を運航。震源周辺の海域に点在する四つの島では、7日まで休校措置が取られた。AFP通信は既に約7000人がサントリーニ島を離れたとして、「この地域でこの規模の地震活動は最近では例がない」とする専門家の話を伝えた。
これまで人的・物的な被害は伝えられていない。地元メディアによると、ギリシャの地震防災当局者はM6を超える地震が起きる可能性は低いと指摘し、「パニックに陥るべきではない」と呼び掛けた。
〔写真説明〕3日、ギリシャ・サントリーニ島から退避するためにフェリーに乗船する人々(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
- 下水道管内部に運転席か=埼玉道路陥没
- 衛星機能喪失備え官民訓練=サイバー攻撃など想定―内閣府
- エーゲ海で地震活発化、800回超=サントリーニ島は7千人退避―ギリシャ
- 上下水道管の修繕推進へ=道路陥没受け、強靱化新計画―政府
- 日本海側中心に大雪続く=9日にかけ強い寒気―気象庁
おすすめ記事
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方