政府は5日、国土強靱(きょうじん)化に関する新たな実施計画の策定に向けた有識者会議を開いた。埼玉県八潮市で下水道管の破損が原因とみられる大規模な道路陥没が発生したことを踏まえ、上下水道管の集中的な修繕や更新を重点施策に盛り込む方針を示した。
 2025年度で終了する現行の5カ年計画は事業規模が総額15兆円程度で、災害に強いインフラ整備などの重点施策を盛り込んでいる。26年度からの新計画については、石破茂首相が1月24日の施政方針演説で、15兆円を上回る事業規模とする方針を表明している。 
〔写真説明〕埼玉県八潮市の県道交差点で発生した陥没の現場=1月28日(同県提供)

(ニュース提供元:時事通信社)