日頃から家族やご近所と話し合っておこう

地元常総市の先輩のご家族は、家のリフォーム中に仮住まいだったアパートの1階で被災してしまいました。慌ててアパートの2階に上がったはいいものの、目の前まで水が迫り、恐怖の中、2階に住んでいる住人の方に家の中に入れていただけないかとお願いをしたら、断られてしまったそうです。

ご近所の方と顔見知りになっておくことも防災の一歩なんですよね。とはいえ、この場合は完全に逃げ遅れてしまった事例なんですが、最初から垂直避難をすることを決めて、ご近所の方と日頃から話し合っておくということも有効だと思います。

こちらも同じくNHKの水害特集ですが、あらかじめ第二の避難所を地域で決めている事例が紹介されていました。避難所よりも近く、安全な家を地域の皆さんに開放してくださっているのです。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/suigai/movie.html#0016

防災ポーチの中身。最近増えたのは除菌ウェットシートとアルコールスプレー、マスクは多めに入れることにしました

こういった状況の中、ホテルや旅館などを新たに避難所として新設されているところもあります。例えば体調が万全でない場合の受け入れ先が変わっていることもありますので、やはり事前のチェックが必要となりますね。それぞれの自治体のHPで確認できるようです。

東京都目黒区:避難所における新型コロナウイルス感染症対策
https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/anzen/bosai/newcorona_hinanjyotaisaku.html

「日経トレンディ」でのインタビュー(7/4発売予定です)

そして、早めの避難が大切なのと同時に、こちらにもあるように、避難が必要ない(浸水リスクがない)方は、家での自宅避難が一番安全ということを理解しておかなければなりません。

今年の夏は猛暑の予想があります。感染予防のほかに、熱中症対策、台風・豪雨の備え、そして地震への備えも万全に乗り越えていきたいと思います。