2016/10/28
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
何をやっても安全でない場所もある
地震の際のポーズはどうすればいいですかという質問も多いですが、割れるガラスの横や倒れるブロック塀の横でどんなポーズをとっても意味がないですよね。

思考の順序として、緊急地震速報が鳴ったらまずは安全な場所に移動が最優先。その上でどんなポーズをとるかは、より安全性を高める手段のひとつでしかないですよね。
それなのに手段が目的化してしまい、細部のマニュアルの実施を優先させてしまうと、本質的な「命を守る」ことから遠ざかってしまいます。
自然を相手に行動していると想定外はよく起こるので、場合によっては細部のマニュアルは無視してより本質にたちかえり、命を守れるかどうかを判断しなければいけないケースが多いように感じています。
レジカゴを何センチ頭の上に置くかとかどんなポーズをとるかということと、安全な場所に移動する事を同列に判断するのではなく、より「命を守る」本質に近い後者を優先させるのを忘れないでほしいなと思います。
ここまでは、こどももしっかり学んでいます。
大人はさらに緊急地震速報が鳴った時に、命を守れる安全な場所をより多くしなければいけません。その場にいるだけで人が死亡してしまうような、前出の写真の塀のような場所をなくしていく責任があると思っています。
緊急地震速報がなったら素早く安全行動をとることと、普段から安全な場所を増やすこと。それが大人の責任です♪
大人のみなさん、大変だけど、一緒にがんばろー!
おまけ:地下鉄構内でも宣伝している文京区のブロック塀助成♪

(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/01
-
-
-
-
-
全社員が「リスクオーナー」リーダーに実践教育
エイブルホールディングス(東京都港区、平田竜史代表取締役社長)は、組織的なリスクマネジメント文化を育むために、土台となる組織風土の構築を進める。全役職員をリスクオーナーに位置づけてリスクマネジメントの自覚を高め、多彩な研修で役職に合致したレベルアップを目指す。
2025/03/18
-
ソリューションを提示しても経営には響かない
企業を取り巻くデジタルリスクはますます多様化。サイバー攻撃や内部からの情報漏えいのような従来型リスクが進展の様相を見せる一方で、生成 AI のような最新テクノロジーの登場や、国際政治の再編による世界的なパワーバランスの変動への対応が求められている。2025 年のデジタルリスク管理における重要ポイントはどこか。ガートナージャパンでセキュリティーとプライバシー領域の調査、分析を担当する礒田優一氏に聞いた。
2025/03/17
-
-
-
なぜ下請法の勧告が急増しているのか?公取委が注視する金型の無料保管と下請代金の減額
2024年度は下請法の勧告件数が17件と、直近10年で最多を昨年に続き更新している。急増しているのが金型の保管に関する勧告だ。大手ポンプメーカーの荏原製作所、自動車メーカーのトヨタや日産の子会社などへの勧告が相次いだ。また、家電量販店のビックカメラは支払代金の不当な減額で、出版ではKADOKAWAが買いたたきで勧告を受けた。なぜ、下請法による勧告が増えているのか。独占禁止法と下請法に詳しい日比谷総合法律事務所の多田敏明弁護士に聞いた。
2025/03/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方