4、個人情報取り扱いチェックシート

□個人情報を含むデータの複製を行っていないか?、また、職場外に持ち出していないか?

□個人情報データは、使用目的が終わった時点で消去等を行い、処分しているか? 

□やむを得ず複製を必要とする場合や職場外に持ち出す場合は、管理者や所属長の許可を得ているか?

□一時的であっても、電車内等で個人情報データの入った鞄を放置するなど、紛失や盗難の可能性に配慮しているか?
 
□個人情報が外部に漏れた場合、または、不正提供や販売など、漏らした場合の処罰や損害賠償ケースを知っているか?


5、飲酒事故チェックシート

□飲酒量の多少にかかわらず、たとえ微量であっても、飲酒後は絶対に車を運転しないことを深く認識しているか?

□自転車やバイクも飲酒運転になることを認識しているか?

□飲酒する場所には、たとえ近くでも自家用車(自転車、バイクを含む)で行かないこと。やむを得ず、自家用車等で参加した場合は、絶対に飲酒しないことを守っているか?

□「少し酔いを覚ませば」という安易な判断が、重大事故に繋がることを認識しているか?

□酒宴の席に参加する者同士が、互いに点検し合い抑止し合っているか?。 

□車を運転する者に酒をすすめた者、飲酒運転を知りながら同乗した者も同罪であることを認識しているか? 

□アルコールは12時間以上経過していても抜けきらない場合があることを認識しているか?

 

懲戒処分の考え方

■わいせつ行為及びセクシュアル・ハラスメント
・消防職員に対するわいせつ行為(同意の有無を問わない)を行った場合 → 免職
・消防職員に対するセクシュアル・ハラスメントやパワーハラスメントを行った場合 → 免職、停職又は減給 
・消防職員以外の者に対するわいせつ行為を行った場合 → 免職 
・消防職員以外の者に対するセクシュアル・ハラスメントを行った場合 → 停職、減給又は戒告

■金銭事故 
・公金又は署内徴収金を横領、窃取した場合 → 免職

■体 罰 
・体罰を加え、隊員を死亡させ、又は重大な傷害を負わせた場合 → 免職又は停職 ・体罰を加え、隊員に傷害を負わせた場合 → 停職又は減給
・上記以外の体罰を加えた場合 → 戒告

なお、過去に指導をされているにもかかわらず、繰り返し体罰を行っているものや、体罰の方法や程度、人数、傷害の程度が著しく大きいなど、その内容が悪質若しくは危険な暴力行為である場合、隠蔽や常習性がある場合等については、「停職」以上の処分の対象となり得ることがあります。 

■個人情報の紛失 
・所長、所属長の許可なくUSBメモリ等に記録した個人情報を消防署外に持ち出し紛失 → 戒告

さらに、使用目的の終わった個人情報を消去することもなく長期間にわたり自宅で保管したり、個人情報を目的もなく日常的に自宅に持ち帰るなど、個人情報の適切な保管・管理に対する意識が欠如しているものについては、より厳正に対処することとしています。

■飲酒運転 
・酒酔い運転の場合 → 免職 
・酒気帯び運転の場合 → 免職又は停職 
・飲酒運転を知りながら同乗し、又は飲酒を勧めた場合 → 免職又は停職

不祥事を防ぐためには、 消防職員一人一人の日々の自覚と相互取組が不可欠です。わいせつ行為や金銭事故などで懲戒免職になった人たちは 「自分が起こすとは思っていなかった」「自分は絶対にそんなことはしないという自信があった」と話しています。

※ 金銭事故や飲酒運転、消防署内外でのわいせつ行為 などにより所属職員に懲戒処分が行われた場合には、管理職に対して管理監督責任が問われ、原則として懲戒処分や訓戒措置が行われます。