ドッグレスキュー時のアプローチングについて
プロでも犬に噛まれることがある!
一般社団法人 日本防災教育訓練センター 代表理事/
一般社団法人 日本国際動物救命救急協会 代表理事
サニー カミヤ
サニー カミヤ
元福岡市消防局レスキュー隊小隊長。元国際緊急援助隊。元ニューヨーク州救急隊員。台風下の博多湾で起きた韓国籍貨物船事故で4名を救助し、内閣総理大臣表彰受賞。人命救助者数は1500名を超える。世田谷区防災士会理事。G4S 警備保障会社 セキュリティーコンサルタント、FCR株式会社 鉄道の人的災害対応顧問、株式会社レスキュープラス 上級災害対策指導官。防災コンサルタント、セミナー、講演会など日本全国で活躍中。特定非営利活動法人ジャパンハート国際緊急救援事業顧問、特定非営利活動法人ピースウィンズ合同レスキューチームアドバイザー。
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こんにちは。サニー カミヤです。
このコラムでは、「ドッグレスキュー時のアプローチングについて」ご紹介いたします。まずは、下記のビデオをご覧ください。
出典:Union Lake Veterinary Hospital
たまにですが、消防レスキュー隊がさまざまなドックレスキューに借り出されるときがあります。その際、犬にアプローチする方法を知らないと不意に噛まれることや、捕獲しようとして、犬に飛びつかれて倒れることも考えられます。
そういう不意なアクシデントを免れるためにも、犬の行動生態を知っておくと消防士の手や体を守れる可能性が高くなります。
1、 犬のボディーランゲージについて
① 犬がリラックスしている状態:
・目が優しく、こちらの目を見つめます。
・口は少し開けて、呼吸も落ち着いています。
・耳は自然にたれていたり、リラックスした状態です(犬種にもよります)
・尻尾を降っていたり、緩く垂れていたりします。
② 興奮状態の犬
・冷たい目つき
・目を見開いて疑っているような目つき(通称:クジラの目)
・口は閉じているか、前唇をかみしめているような状態
・口を引き締めたような状態で、よだれが垂れていたり、息が荒い状態
・耳は緊張して立った状態(ストレス)か、耳を前に傾けた攻撃状態
・背中の毛が、逆立った状態
・尻尾が直立した状態、もしくは股の間に巻き込んでいる状態
・尻尾を素早く動かしているときには要注意!
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