上足洗3丁目の目指すところは、静岡で最も安全・安心な区、上足洗3丁目を実現するということである。そのためには、やはり地区コミュニティーの絆の強
化を図ることが重要だ。

2014年11月に、長野県北部地震において、白馬で26 人が倒壊した家屋等の下敷きになったにもかかわらず、1人も死者が出なかった。その「白馬の奇跡」という新聞記事を読んだとき、まさにこれだということになった。参考になったのは、白馬村で作られた「災害時住民支え合いマップ」である。

 

この「上足洗3丁目絆マップ」は、会員自身が手づくりで作ったマップである。1つずつは見えないが、全部個人名が入っている。個人情報の集まりだが、隣近所にどういう人がいて、どういう状況で、どこにブロック塀があり、どの道が一方通行で、どこが危険な箇所であるか、これに準じて描き加えていくことにしている。

楽縁隊は、自分たちの地区は自分たちで守ろうという人たちが集まってスタートした。これによって、10 年以上リーダー1人でやっていたものが組織的なものになった。この組織を徐々に大きくしていくのが今後の活動である。

民生委員との戸別訪問の際、感謝の言葉が直接隊員に伝えられ、これが隊員達を次の行動に駆り立てるエネルギーとなっている。