産業資材系商社の三徳商事株式会社(本社:大阪府大阪市)が開発・販売する「RIMM(リム)訓練シナリオ生成&体感ソフト」は、災害や事故時の危険状態を3D-VR(3次元バーチャルリアリティ)でモニター上に再現し、映像と音と手に触った感覚(触覚)で安全に体感しながら訓練ができるシミュレーションソフトウェア。地震、津波、水害、土砂、火山などの自然災害や労働災害など様々な場面が設定でき、ゴーグル型のモニターを装着すると、迫力のある音声付きの映像を視聴しながら避難行動や救助作業を訓練することが可能。適切な判断力や素早い意思決定力を高めることができる。

仮想現実空間は、CG、3Dレーザー計測、CADデータでつくる。手順は、場所・明るさ・天候・地形などを入力し「災害」「事故」など事象を選択。あとは発生するタイミングを設定して、訓練をスタートする。オリジナルの動画や写真を用いて設定することも可能だ。例えば「地震の揺れが収まった後、次に発生する災害から避難するための訓練」「患者シミュレーターを使用してAEDや心肺蘇生など救命処置に関する知識や方法を学習する訓練」(香川大学危機管理研究センターの訓練体験コース)などの設定ができる。

Windowsに接続できるすべての入出力デバイスで使用可能。遠隔地にいながら複数人で訓練できるオプションもある。訓練の操作を記録し、訓練結果を評価する機能も付いている。

(了)