船頭多くしての状況にならないように(今すべき重要な事項)【熊本地震】(4月15日のFBより)
室﨑 益輝
神戸大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、兵庫県立大学防災教育研究センター長、ひょうごボランタリープラザ所長、海外災害援助市民センター副代表
2016/04/15
室﨑先生のふぇいすぶっく
室﨑 益輝
神戸大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、兵庫県立大学防災教育研究センター長、ひょうごボランタリープラザ所長、海外災害援助市民センター副代表
船頭多くしての状況にならないように、私のような現場を知らないものが、あれこれ言うことはさし控えなければならないのですが、今なすべき重要な課題(すでに検討されていると思いますが)について、注意を喚起させてください。今、緊急に必要な課題の一つは、住宅に戻れない被災者に健康と安心を提供することです。
(1)屋外の避難は健康被害につながるので、ホテルや旅館その他の利用も含めて、安全な場所を(指定避難所にこだわらず、お寺でも会社の寮でも、観光バスでもいいので)、すぐに提供してあげてください。
(2)今日の夜明けから、応急危険度判定をして、帰宅してもいい住宅をできるだけ早く認定してあげてください。入ることのできる住宅については、後片付けボランテイアの力を借りて、自宅で生活できる環境づくりをしてあげてください。
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