【シドニー時事】オーストラリア政府は12日、米IT大手のメタやグーグルなどに対し、ニュース掲載の対価支払いを来年から強制する仕組みを導入すると発表した。メタが報道各社との契約に基づく支払いを来年から打ち切る方針を示したことに対抗した。
 IT大手に広告収入を奪われ、豪報道各社の経営が圧迫されたことを受け、豪政府は2021年に法律を制定し、IT大手が報道各社と契約を結んでニュース対価を支払うよう求めた。しかし、メタは今年3月、契約を更新せず、報道各社からの自主的投稿を除き、ニュース掲載を縮小する方針を表明していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)