【カイロ時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの掃討作戦を続けるイスラエル軍は28日、レバノン各地に空爆を加えた。AFP通信によると、レバノン保健省は、東部ベカー高原の東部地域で少なくとも60人が死亡したと発表。地元当局高官は、イスラエルが攻勢を強めた9月下旬以降に同地域に加えられた中では「最も激しい」攻撃だったと非難した。
 イスラエル軍は、レバノン南部ティールに避難勧告を発出し、その後ヒズボラの武器庫などを標的に空爆を実施したと発表した。ヒズボラもイスラエル領内に28日だけで150発以上の飛翔(ひしょう)体を撃ち込んだ。 
〔写真説明〕イスラエルの空爆を受け、レバノン南部ティール近郊で立ち上る煙=28日(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)