2024/08/21
防災・危機管理ニュース
事業継続マネジメント(BCM)の専門家や実務者による非営利団体BCI(※1)は8月13日、アジアパシフィック地域における年次表彰「BCI APAC Awards 2024」の受賞者を発表し、ミネルヴァベリタス株式会社(本社大阪市)が「Continuity and Resilience Provider (Service/Product)」部門で、2016年以来8年ぶり2度目の受賞を果たした(※2)。
「Continuity and Resilience Provider (Service/Product)」部門は、BCM/BCP分野において優れた製品またはサービスを提供する企業に対して授与されるもので、各国の有識者で構成される審査員の評価に基づいて選出される。今回の受賞は、同社が手掛けた「G7広島サミットの開催に備えた事業継続コンサルティング」が高く評価された。
なお、アジア地域での受賞者は自動的に「BCI Global Awards 2024」にノミネートされており、その受賞者は10月30日に発表される予定である。
※1)
BCIとはThe Business Continuity Instituteの略で、BCMの普及啓発を推進している国際的な非営利団体。1994年に設立され、英国を本拠地として、世界100カ国以上に9000名以上の会員を擁する。
※2)
ミネルヴァベリタス株式会社は、2016年にも「Continuity and Resilience Provider (Service/Product)」を受賞している他、同社代表取締役の松井裕一朗氏も2015年、2017年、および2018年に「Continuity and Resilience Professional Private Sector」を受賞しており、東南アジア地域ならびに日本人初の「Hall of Fame(栄誉の殿堂)」入りを果たしている。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方