2024/08/07
防災・危機管理ニュース
ウクライナ軍は6日、ロシア西部クルスク州の国境地帯に進軍した。ロシア国防省系のインターネットメディアが伝えたところでは、ロシア側の3集落が制圧された。双方による地上部隊やドローンを交えた激しい戦闘が続いている。
過去にウクライナ側に協力するロシア人武装勢力など「破壊工作者」が越境攻撃したことがあったが、今回は規模が大きいもよう。国境を越えたのは約400人と報じられた。住民に死傷者も出ているという。
独立系メディアによると、ロシア軍の少なくとも6人が捕虜になった。定期招集で兵役に就いていた新兵2人も含まれ、尋問の様子がSNSで伝えられている。
ロシアのプーチン政権はかねて、占領するウクライナ東・南部4州に新兵は派遣しないと約束。ただ、ウクライナと国境を接するロシア西部各州は「本土」であるため、新兵を配置して兵力不足を埋めているとみられていた。捕虜が出たことで、その実態が改めて浮き彫りになった。
〔写真説明〕6日、ウクライナ軍の攻撃で損傷したとされるロシア西部クルスク州の集落=スミルノフ同州知事代行の通信アプリ「テレグラム」より(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方