【パリ時事】松本剛明総務相は3日、訪問先のフランス・パリで、偽情報や誤情報を生み出す問題が指摘される生成AI(人工知能)に関し、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国などと協力しながら「日本がルール形成を主導していきたい」と述べた。日本が議長国を務めた経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に出席後、記者団に語った。
 松本氏は、生成AIの国際的なルール作りの枠組み「広島AIプロセス」に対し、理事会参加者から「大変高い評価」を得たと強調。同プロセスに賛同するOECD加盟国など49カ国・地域で2日に発足した「フレンズ(友好国)グループ」の拡大に向けた取り組みも行うと訴えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)