災害時には充電スタンドに備わったデジタルサイネージを災害情報の提供に活用できる。

熊本のハイコムグループでWebコンサルティング事業を行うグルービズは、災害時に緊急用バッテリーとして無料開放されるモバイルバッテリーのシェアリングサービス「HESTA CHARGE(へスタチャージ)」を展開するHESTA大倉と提携し、同サービスの設置推進業務を行う。今年1月の能登半島地震で被災者支援に繋がったことから、熊本でも設置を拡大して災害に強いまちづくりを推進する。また、使い捨てが増えているモバイルバッテリーの共有・再利用を促すことで、廃棄物の削減やゴミ処理に伴うCO2排出の減少に貢献する。

「HESTA CHARGE」は、スマートフォンなどの充電に対応したモバイルバッテリーのシェアリングサービス。充電スタンドを含む充電環境を地方公共団体や中小企業などの協力者に無料提供する。設置初期費用は不要で、ランニングコストも電気代のみ。災害時には緊急用バッテリーとして無料開放されることから、フェーズフリーな災害対策になる。充電スタンドにはデジタルサイネージが備わっており、平時は設置店舗の販促など、災害時には災害情報の提供に活用できる。充電スタンドは8台搭載と24台搭載の2サイズを用意する。

同サービスの利用者は、専用アプリをダウンロードし、支払い方法などを登録して、アプリ上で近くの設置スポットを検索。利用する設置スポットにある充電スタンド本体の液晶画面に表示されたQRコードを読み取ることでバッテリーを取り出せる仕組み。

レンタル利用料金は1日165円(税込)。レンタル可能期間は7日間で、返却は「HESTA CHARGE」設置スポットであれば全国どこでも可能。レンタル可能期間を超過した場合はプラス1650円(税込)で返却不要となり、バッテリーの所有権が利用者に移る。

バッテリーは、幅70×厚さ15×高さ132ミリメートルのコンパクト設計。容量は5000ミリアンペアアワー。スマートフォンの場合、1.5〜2回程度のフル充電が可能。重量は142グラム。ケーブルはLightning、USB Type-C、microUSBに対応する。

充電スタンドの8台搭載モデルのサイズは、幅260×厚さ180×高さ222ミリメートル。重量は3.5キログラム。電源は12ボルト/5アンペア。消費電力は7~60ワット。サイネージのサイズは10.1インチ。スピーカーあり。

24台搭載モデルは、幅380×厚さ450×高さ1700ミリメートル。重量は60キログラム。電源はAC100~220ボルト/2アンペア。消費電力は60〜180ワット。サイネージのサイズは23.8インチ。スピーカーあり。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部