2024/01/21
防災・危機管理ニュース
石川県は21日、能登半島地震で大きな被害を受け、断水が続く輪島市などについて、3月末までに水道が仮復旧するとの見通しを示した。珠洲市や七尾市の一部地域は4月以降にずれ込むという。工事業者やその拠点を確保するなどし、詳細な時期を詰める。
21日開かれた県の災害対策本部会議で示された。ほぼ全域で断水が続く6市町と、管轄する厚生労働省で仮復旧の検討を進めた結果、輪島市と穴水町、能登町は2月末~3月末と見込んだ。志賀町の大半は2月末までに終えるが、一部地域は3月末となる見通し。
珠洲市は2月末から復旧地域を徐々に拡大し、一部では4月以降となる。七尾市も3月末までを見込む一方、中心部や能登島地区などは4月以降にずれ込むという。
6市町の避難所には21日時点で計約1万1500人が身を寄せている。断水は約4万7900戸に及び、住民らから入浴や洗濯、トイレに関する要望が多く寄せられ、仮復旧時期について検討が進められていた。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方