【ロンドン時事】スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)は10日、国際社会を取り巻くリスクを分析した2024年版の報告書を発表した。短期的には「誤報と偽情報」、長期的には「異常気象」を最大のリスクに挙げた。
 報告書は、今後2年間に米国をはじめ主要国で選挙が相次ぐ中、「改ざんされた情報と社会不安の結び付きがリスクの中心になる」と指摘。今後10年間では、異常気象や生物多様性の喪失、汚染などの環境リスクが「最大の長期的懸念だ」と警告した。 

(ニュース提供元:時事通信社)