【エルサレム時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は3日、テレビ演説し、首都ベイルートの爆発でイスラム組織ハマス副政治局長が殺害されたことについて、「黙っていられない、重大で深刻な犯罪だ」と述べ、イスラエルの仕業だと非難した。一方、イスラエル軍のハレビ参謀総長は同国北部のレバノン境界地帯を視察し、「非常に強力な準備ができている」と強調。双方の間で緊張が高まっている。
 両国の境界付近では3日も交戦が継続。イスラエル軍はレバノン側からの攻撃に対し、ヒズボラの設備や軍事施設を空爆したと説明した。ナスララ師は演説で、イスラエルがレバノンとの戦争を始めれば、ヒズボラの戦いに「制限はない」と警告した。 

(ニュース提供元:時事通信社)