気象庁は2日午後、石川県の能登地方では4日にかけて雷を伴う雨が降り、風が強まると発表した。3日朝には日本海西部で低気圧が発生し、東へ進む見込み。3日午後6時までの24時間雨量は多い所で30ミリ、4日午後6時までの同雨量は50ミリと予想される。
 最大震度7の地震で地盤が緩んでいる所が多いとみられ、同庁の鎌谷紀子地震津波監視課長は2日午前の記者会見で「土砂災害や家屋の倒壊の危険性が高まっており、十分注意してほしい」と話した。
 震度7(マグニチュード7.6)の地震が1日午後に能登半島の北東端で発生して以降、活発に続く地震の範囲は南西側の半島と北東側の海底に広がっている。鎌谷課長は「今後1週間は最大震度7程度の地震に注意が必要。海底で規模の大きな地震が起きると津波が発生する恐れがある」と指摘した。 
〔写真説明〕能登半島地震について記者会見する気象庁の鎌谷紀子地震津波監視課長=2日午前、気象庁

(ニュース提供元:時事通信社)