出典:story set

先月、アメリカのビオレが起用したインフルエンサーが、TikTok上でミシガン州立大学で発生した銃乱射事件に言及した投稿が、一部の視聴者から「無神経」だと批判を集めた。

これに対し、公式USAビオレのInstagramで「今回の事は私たちの過ちであり、私たちの責任です。より良いガイダンスを提供しなかったことで、コミュニティとクリエイターを失望させました」と投稿し、謝罪した。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Bioré Skincare(@bioreus)がシェアした投稿

 

(著者意訳)
過去4年間、私たちはメンタルヘルスの支援として、不安やうつ病、その他疾患を経験したインフルエンサーと協力して、彼らのリアルな声を届けることで、スティグマ(社会的な地位や評価を下げるような、不名誉な烙印や汚点)を減らすことを目指してきました。彼らに意味のあるサポートを提供できることはとても重要だと考えます。
しかし、今回、私たちはその方法を間違えてしまいました。私たちは深刻な悲劇に対する感受性を欠き、そのトーンもまったく不適切でした。本当に申し訳なく思っています。
私たちのプラットフォームが、精神的な課題を共有しようとする人たちとつながることを可能にすると信じています。メンタルヘルスの問題を共有することで、共有者だけでなく、他の人も話を聞いてもらえたと感じることができるという、専門家の裏付けのあるコンセプトの一部です。私たちは、メンタルヘルスのミッションを継続することを確約しますが、より良い方法でそれを行うことを約束します。
これは私たちの過ちであり、私たちの責任です。より良いガイダンスを提供しなかったことで、私たちはコミュニティを失望させ、クリエイターを失望させました。

 

企業がインフルエンサーやタレントを起用する時、スキャンダルや不適切発言などがリスクとなる。近年は、公共の場で活躍する人が、私生活で犯した不祥事でメディアに取り上げられる機会が増加している。リスクが顕在化すれば、企業の評価や広告効果に直結し、最悪の場合、企業価値が失墜する。問題が発覚した場合、その対応は迅速で適切であることが求められる。そして、顧客や利害関係者に対して明確なメッセージを発することが重要となる。