2015/07/14
ニュープロダクツ
株式会社レックスマネジメントは7月7日、世界初のCOP(Common Operational Picture:共通状況図)を用いたBCP支援クラウドサービス「Klotho(クロト)」を提供開始すると発表した。
スマートフォンやタブレットなどユーザー数に応じた月額料金制で、最小構成で9000円から。危機管理を自動化、簡素化することで、企業のBCPを支援する。
COPはもともと軍隊において、刻々と変化する各種の情勢を表示するために作成された1枚の図で、情勢認識を適切に共有することで、指揮官の意思決定を支援するもの。災害対応現場においては、米国のICS(Incident Command System)に取り入れられ、数々の災害対応に役立っている。
Klothoのクラウドサービスによる危機対応は、SNSのような分かりやすい操作性を目指し、PCだけでなくスマートホンなどのモバイル端末からも利用できる。危機への対応状況がひと目でわかる「ダッシュボード」を共有することで、ビジネスに必要となる施設、社員、ライフラインやシステムの稼働状況、復旧の予測時間がリアルタイムに把握できる。また、災害発生時に稼働に問題がある施設、ライフライン、システムの稼働状況のレベルに応じて、事前定義された対応行動を提示するという。
また、Klothoはセールスフォース・ドットコム社のForce.comで稼働。24時間356日のサービス継続と、災害時の高い負荷状況においても安定したアクセスを実現する。
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方