NISCは「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」の公式アプリ版の配信を開始した(画像出典:NISC資料)

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、主に子どもの利用を想定した家庭向けのITセキュリティ対策マニュアル「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」に、新たにスマートフォン・タブレットで読める公式アプリをAndroidとiOS向けに開発。16日から無料公開している。

読者層を小中高生に想定。全5章160ページから成り、生活上の身近な話題から、サイバー攻撃の類型や対処法、無線LAN・ウェブサイト・メールの暗号化の手法、スマホやパソコンによるトラブルの対処法、IT機器を活用した災害時やテロへの備え、などを紹介。インターネットであらゆるものがつながる社会において生活者が直面する脅威と対処法や、より生活の利便性を高める新たな活用法を紹介する。アニメ漫画風のイラストや吹き出しを挿絵にして、子どもでも読みやすいよう工夫している。

アプリ版ではレイアウト自動調整(リフロー)形式を採用しており、文字やイラストの大きさを自由に調節できる。データはPDF版でも公開しており、内容に改変を加えない範囲であれば、コピー・印刷所製本で無料配布が可能。ホームページに冊子PDFのダウンロード用アイコンを設置したり、自団体のセキュリティ資料と合体しての配布もできる。

■「情報セキュリティハンドブック」の各種電子版・アプリのダウンロードページはこちら。
https://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/index.html

(了)

リスク対策.com:峰田 慎二