第143回:パンデミックの影響で変わる情報セキュリティー責任者の課題認識
Proofpoint / 2021 Voice of the CISO Report
合同会社 Office SRC/
代表
田代 邦幸
田代 邦幸
自動車メーカー、半導体製造装置メーカー勤務を経て、2005年より複数のコンサルティングファームにて、事業継続マネジメント(BCM)や災害対策などに関するコンサルティングに従事した後、独立して2020年に合同会社Office SRCを設立。引き続き同分野のコンサルティングに従事する傍ら、The Business Continuity Institute(BCI)日本支部事務局としての活動などを通して、BCMの普及啓発にも積極的に取り組んでいる。一般社団法人レジリエンス協会 組織レジリエンス研究会座長。BCI Approved Instructor。JQA 認定 ISO/IEC27001 審査員。著書『困難な時代でも企業を存続させる!! 「事業継続マネジメント」実践ガイド』(セルバ出版)
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当サイトの読者層を考えると、読者の皆さまの中でサイバーセキュリティーを直接担当されている方は少ないと思われる。しかしながら組織の危機管理や事業継続を担当されている方々にとって、サイバーセキュリティー担当者の方々と密に連携する必要性は年々高まっている。従って、皆さまが所属されている組織のサイバーセキュリティー担当者が置かれている状況や課題認識を知ることは有意義であると考えられる。
そのような問題意識から、本連載ではこれまでもサイバーセキュリティーに関する調査報告書を度々紹介してきたが、今回もサイバーセキュリティーに関して、特にCISO(Chier Information Security Officer:最高情報セキュリティー責任者)の意識調査を行った結果が発表されたので、ここで紹介したいと思う。
サイバーセキュリティーに関するソフトウエアやサービスを提供しているProofpoint社が2021年5月に発表した「2021 Voice of the CISO Report」は、世界14カ国(注1)にある従業員200人以上の企業のCISOを対象として、2021年の第1四半期に実施されたアンケート調査に基づいてまとめられている。調査に応じたCISOは1400人で、うち100人にはインタビュー調査も行われているという。なお調査は調査会社であるCensuswide社に委託されている。
本報告書は下記URLにアクセスして、氏名やメールアドレスなどを登録すれば、無償でダウンロードできる。
https://www.proofpoint.com/us/resources/white-papers/voice-of-the-ciso-report
(PDF 17ページ/約 2.7 MB)
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