2018/02/15
ニュープロダクツ
浄水装置の研究・開発・製造までをおこなうアクアデザインシステム(本社:高知市)は、手回しの動力で海水を飲み水に浄化できる装置「シーアクアハンディーズ」を開発。災害時に沿岸地域で飲み水確保に役立つ設備として提案している。価格はオープン価格。
浄化フィルターには逆浸透膜(RO)方式を採用。一般的浄水器では0.1ミクロン(1万分の1mm)までのろ過が限界のところ、この方式によって0.05~0.0001ミクロン(2万分の1~1000万分の1mm)まで浄化できる。また手回しの動力を使って海水に圧力をかけることで脱塩処理し、飲み水として利用できる。
どこでも持ち運びができるよう小型・軽量化をはかり、本体重量は16.5kg。収納時は幅53cm×高さ33cm×奥行190cmに収まる。災害時に電源が確保できない時にも使用可能。手回しハンドルを4カ所に付けて交代で回すこともできるほか、電源による駆動も可能。造水能力は1分間70回転で150mL、1時間で9L。淡水であれば1時間で22L を飲み水を確保できる。
災害時には飲料水の確保が大きな課題。1日あたりに必要な生活水は、飲料水で1日3L。洗濯、トイレ、歯磨き、食事の後かたづけなどをあわせるとさらに1日3Lの水が必要となる。
■製品紹介ページはこちら
http://www.aqua-d-system.com/index.php?製品一覧#le7eba1a
(了)
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リスク対策.com :峰田 慎二
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