2018/01/23
防災・危機管理ニュース
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AIG損害保険は22日、生活のなかにあるリスクへの意識向上を図る活動の一環として、同社が検証して選出した「リスク予報2018」を発表した。「リスク予報」として選出されたのは「フェイクBUZZ(バズ)」「サブスク浪費」「ライブ動画バレ」「危険外来生物」「雪の首都圏」「老朽インフラ」「飲食店の国際化遅れ」の7つ。
「フェイクBUZZ」は、デマや真偽不明の情報がSNSによって拡散されてしまうこと。2016年4月の熊本地震ではツイッターで「熊本の動物園からライオンが逃げた」と嘘の情報をツイッター投稿が拡散し、被災地で避難が遅れるなど混乱が起きた。
「老朽インフラ」は、高度成長期に建設されて50年以上経ったインフラが老朽化して、様々な事故の要因になること。道路・橋・水道管などで深刻化しており、特に水道管は地下に埋設された管が老朽化によって破裂や水漏れを起こし、道路などが陥没する事故が増えているという。
AIG損保の辻村健執行役員は22日、東京・港区のスタジオアースで行われた記者発表会で「変化があるところにはリスクが起こりやすい。変化にふたをせず、どんなリスクが発生をするのかを認識し、向かい合ってほしい」とした。
■ニュースリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000024720.html
(了)
リスク対策.com:峰田 慎二
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