高所など港湾施設の危険作業でのドローン活用を目指す

国土交通省は港湾施設や風力発電機、船舶といった海洋分野での点検のドローン活用を推進し、安全性や生産性の向上を図る。27日、「海洋分野の点検におけるドローン活用技術に関する連絡会」を開催。研究を進め、点検事業者向けドローン活用のガイドラインの2019年度策定を目指す。

海洋分野での点検では高所作業車による貨物倉内の点検や、ロープワークによる風力発電機の高所でのブレード点検、消波ブロックに船で近づき沈下量を点検するといった作業がある。いずれも危険を伴うほか、近年は労働力不足への対応も求められている。そこでドローンを活用し、画像や計測データの正確な把握や調査方法などの研究を行う。

研究は一般財団法人・日本海事協会を代表とするチームに委託。今年度から2019年度にかけて研究を行い、ガイドライン策定を行う予定。

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介