保育の質の向上や事故防止を目的とした「事故防止・再発防止対策サービス」を提供する(画像出典:写真AC)

インターリスク総研は17日、保育所・幼稚園向けに「事故防止・再発防止対策サービス」を開発し提供を開始したと発表した。保育の質の向上や事故防止を目的とし、セミナー・研修会への講師派遣、ヒヤリハット事例などの分析・報告書作成、新型インフルエンザ等BCP(事業継続計画)策定支援、事故防止・再発防止に関するマニュアル策定支援などを行う。

保育所・幼稚園など教育・保育施設における重大事故の再発防止策に関しては2015年度に、(1)重大事故が発生した場合の報告の仕組み(2)事故防止および事故発生時の対応のためのガイドライン(3)事故の再発防止のための事後的な検証の仕組み、が示された。これを踏まえ新たな支援サービスを提供する。

セミナー・研修会の一例は、「事故防止および事故発生時の対応のためのガイドライン解説」として、事故要因分析と対策立案、保育所などにおける危険予知訓練(KYT)、保育所などにおける感染症対策、保育所などにおけるアレルギー対策、応急救護の仕方、などがある。ヒヤリハット事例などの分析・報告書作成では、統計的な分析を実施し、再発防止策の検討、新型インフルエンザ等BCP策定支援では、同社から講師を派遣し、「社会福祉施設・事業所における新型インフルエンザ等発生時の業務継続ガイドライン」の内容を説明するとともに、作成例をもとにワークショップ形式で各施設・事業所ごとのBCP策定を支援する。事故防止・再発防止に関するマニュアル策定支援では、事故防止および事故発生時の対応のためのガイドラインをふまえ、各園独自のマニュアル策定をサポートする。


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