証券会社のオンライン取引に利用される証券口座から、顧客の個人情報が盗まれる被害が相次いでいる。何者かが企業の偽サイトに誘導する偽メール(フィッシングメール)を送りつけて口座番号やパスワードを入手した上、顧客に成り済まして不正取引に関与した疑いがある。不正は楽天証券や野村証券など大手5社で確認された。
 一部証券会社は不正取引が疑われる銘柄の買い付けを停止。また、各社とも従来のパスワードにワンタイムパスワードを追加するなどセキュリティー強化を徹底するよう顧客に呼び掛けている。 
〔写真説明〕楽天証券のホームページ

(ニュース提供元:時事通信社)