「アドフラウド保険」の仕組み

損害保険ジャパン日本興亜(東京都新宿区)はこのほど、広告費用を不正にだまし取る「広告詐欺」(アドフラウド)に対応する「アドフラウド保険」を、アドベリフィケーションカンパニーのMomentum(モメンタム、東京都港区)と共同で開発した。2月から提供を開始する。

同保険は、広告代理店が保証として当初定めたアドフラウド指数(効果が見込まれない広告出稿の割合)の閾値を超過した場合に、広告代理店が広告主に一定額を払い戻し、その払い戻しによって広告代理店が被る損害を損保ジャパン日本興亜が補償するというもの。同保険の契約を締結した後の広告費用が対象となる。

なお、同保険に加入する前提として、ブランドリスクにつながるウェブサイトやアドフラウドが頻出するドメインおよびURLをブラックリスト化し、リアルタイムに更新・提供するモメンタムのサービス 「HYTRA DASHBOARD」を活用し、広告代理店がアドフラウドを抑制し、継続的にリスクを可視化・分析していく必要がある。

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リスク対策.com 編集部