ブロック塀は、机の上に置いた板チョコのように、板状で倒れる

まずはこのブロック塀の写真見てください。「うちの地域は安全です。地震はずっとありません」という地域の保育園で講演した際、隣にあったブロック塀です。

もうすでに崩れそうですね(汗)。

安全だと言われている所ほど、いつ倒れてもおかしくないブロック塀が放置されています。どの部分が危ないかわかりますか?

全国コンクリートブロック塀協会では、危険なブロック塀をまとめています。

http://www.jcba-jp.com/daijiten/c03/index.html

詳しくは上記をしっかり見ていただきたいのですが、さきほどの写真は、下の部分が崩れそうで危ないだけではないのです。協会も震度5で倒壊すると言っている、透かしがあるため、鉄筋が入らないブロック塀なのです。

透かし入りのブロック塀

下が石垣のブロック塀もよく見かけます。やはり、鉄筋が入らないので倒れやすいです。

ひびがすでに入っている、透かしがある、石垣の上にあるブロック塀に「地震だ火を消せ」の今は使われていない(今は、「地震だ。まず身の安全」)古い標語がそのままになっている

その他にも震度5で倒れてきた大谷石。

東日本大震災(震度5の地域)で上部が落ちた補強されていない大谷石

万年塀といわれ、あちこちですでに斜めに傾いていることが多い塀。

すでに傾いている万年塀(地盤が固いといわれている地域)