2019/07/24
しば副編集長のmi vista
情報収集と警戒心を
それでは海外に社員を送り出している企業のほか個人レベルでどう対処すべきか。黒木氏は情報収集と従業員教育をまず挙げる。「情報は外務省がメール配信している『たびレジ』や米国務省のホームページも有効。従業員の派遣前に現地情報を教えるほか、ふるまいについての注意喚起も行うことは大事」としている。また、ホテルはスリランカでの事件のようにソフトターゲットになりやすく、警備が行き届いた安全なホテルを選定することも重要だという。
現地ではさらに周囲をよく見渡し、不審者や不審物に特に気をつける必要がある。スリランカのホテルでは実行犯は軽装でチェックインしたにもかかわらず、次の日にスーツケースを持ち込み、レストランで大きなリュックを持ち込むなど怪しい点が多々防犯カメラの映像で明らかになったという。情報を仕入れ、警戒心を持つことが個人では重要となるのはどの国でも変わらない。
■レポート「スリランカテロ事件と『イスラム国』」はこちら
http://www.internationalsos.co.jp/webinar/index.html
(了)
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