準備し、あきらめない

このような殺傷事件に遭遇した場合、ほとんどの人はパニック状態になり、頭の中が真っ白になり、体が固まったように動くことができないと思うが、訓練によって、パニック状態を最小限にして迅速に避難するなど動けるようになると思う。

また、まれにではあるが「そんなことが自分や子ども、社員にできるわけがない」などとやってもみずに頭から否定し、結局何もしようとしない人が残念ながら存在する。

私は数々の救急・救助現場で、もしこうしていたら助かっていたかもしれないという事態を、日本とアメリカで数多く経験している。最後の最後まで生きる望みを捨てず、何か助かる手段を実行するためには、やはり、日頃から事態対応を考え、当事者となりうるすべての人が体を動かしながら、想定内を増やし、想定外を減らすための状況予測シミュレーション訓練などを行いながら、身につけるしかないと思う。

下記は、国内の保育園や学校等で行っているワークショップの資料サンプルだが、内容は地域の災害特性やその学校の立地条件、周囲環境、警備状況などもヒアリングした上で行っているため、開催場所によって内容はすべて異なる。

■学校の防災と危機管理
https://irescue.jp/PDF/School_Risk.pdf

また、企業においては商業店舗内で発生する不審者事案などへの具体的な対応ワークショップなども行っており、既存の防犯設備の改善や有効な生かし方、プロファイリングを含めた「不審者対応マニュアル」も作成サポートや無線コードを使ったフォーメーション訓練も行っている。

■学防犯
https://irescue.jp/PDF/YAMAHA2019.pdf

もし、学校防犯や不審者対策について相談されたい方は下記からご連絡いただきたい。

救える命を救うために!

(了)


一般社団法人 日本防災教育訓練センター
https://irescue.jp
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