大人は言い訳をやめましょう

たとえ、志穂ちゃんに叱られることはなくても、健気に生きる子どもたちを守るために、私たち大人はもっと責任をもって災害に備えないといけないなとひしひしと感じました。

志穂ちゃんに学校の周りにブロック塀はまだ残っているか聞いてみたら、たくさんあると教えてくれました。

当然、志穂ちゃんは、危険なことはわかっています。だから、反対側を歩くようにしているのだそうです。それだけではなく、お友達に、「ブロック塀は地震で危ない」とは言いだしにくいですよね。わかります。その気持ち。小1女子の会話で、ブロック塀の危険性をいきなり語ると引かれてしまいそうですからね。だから、それとなく、「こっちを歩こう」と誘導することにしているのだそうです。

みなさん、どう思います?

子どもは小さくてもここまで気をつかって、ここまで考えて、大人が考える以上に真面目に実践しているのです。こどもに気をつかわせるようなブロック塀は今すぐ撤去するのが大人の責務だと私は強く思います。大人が実践しない言い訳をするのも情けないと思います。

ということで今回のお話、いかがでしたでしょうか?これは、実話ですからね!
みなさんのまわりにも志穂ちゃんはいると思います。その子たちの思いを裏切らないように、災害でも安全なまちにしていきたいです。災害大国でボーっと生きるのはやめにしましょう!

(了)