講演中、参考に手渡した資料を読み込む 志穂ちゃん。隣はママではありません

最前列で熱心にノート

先日、とある講演先で、一番前にちょこんと座った女の子がいたのです。ママと一緒に小学生が講演に参加することはよくあることなのですが、その子は、ママと離れてあえて一番前の席に座ったのです。

名前は志穂ちゃん(仮名)、小学校1年生(7歳)。志穂ちゃんは、おもむろにノートとペンを机の上に広げます。

実はこれも講演先でもよくある光景なのです。大抵はそのまま宿題やドリルをやっていたり、お絵描きをするためにノートを開いていたりするのですが、志穂ちゃんは違いました。

私の話す内容に誰よりも反応し、「そうなの!?」とか、「ええっ?」とかリアクションをしっかりを入れてくれるのです。それだけではなく、びっしり取られていくノート。いや、小1ですよ。字を習い始めて「あいうえお」をやっと上手に書けたかどうかと言う子もいる子もいるような小1で、防災ノート取りまくり。

志穂ちゃんが、とった防災メモ。避難所スペースの話は、展示品からのメモ

後でママが講演中に撮ったスライドの写真の枚数をみたら、112枚も撮影していたのだそうです。この熱心さ、わかっていただけるでしょうか?

上記写真にもあるように、講演中、渡した資料にまで、きちんと目を通します。ママから「防災のことが好きだから連れてきました」と聞いていましたが、これはもう天才レベル。

そもそも志穂ちゃんのママが防災に関心を持つようになったのも、志穂ちゃんが先に防災に興味をもったからなのだそうです。お子さんが先というパターンなのですね。