2025/03/29
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】実業家イーロン・マスク氏は28日、自身が設立した人工知能(AI)開発企業「xAI」が、X(旧ツイッター)を買収したと発表した。Xが管理する投稿データやxAIの技術、双方の人材を一体的に運用し、経営効率を高める狙いだ。
マスク氏によると、自身がオーナーのXの企業価値は、負債120億ドルを含め450億ドル(約6兆7000億円)。買収後のxAIの企業価値は800億ドルに達する。ロイター通信によれば、xAIの直近の企業価値は400億ドルだった。
マスク氏はXに「xAIの高度な能力をXのとてつもない訴求力と融合させることで、計り知れない可能性を解き放つだろう」と投稿した。xAIはXの投稿データを生成AIの学習に使ってきたが、買収により相乗効果の向上を狙う。
生成AI開発では、インフラに多大な投資を要する。xAIは米南部テネシー州にデータセンターを建設し、「チャットGPT」の米オープンAIなどに対抗する。約6億人に上るXユーザーの投稿データを活用し、競合との差別化を図る。
〔写真説明〕イーロン・マスク氏=24日、ワシントン(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/01
-
-
-
-
-
全社員が「リスクオーナー」リーダーに実践教育
エイブルホールディングス(東京都港区、平田竜史代表取締役社長)は、組織的なリスクマネジメント文化を育むために、土台となる組織風土の構築を進める。全役職員をリスクオーナーに位置づけてリスクマネジメントの自覚を高め、多彩な研修で役職に合致したレベルアップを目指す。
2025/03/18
-
ソリューションを提示しても経営には響かない
企業を取り巻くデジタルリスクはますます多様化。サイバー攻撃や内部からの情報漏えいのような従来型リスクが進展の様相を見せる一方で、生成 AI のような最新テクノロジーの登場や、国際政治の再編による世界的なパワーバランスの変動への対応が求められている。2025 年のデジタルリスク管理における重要ポイントはどこか。ガートナージャパンでセキュリティーとプライバシー領域の調査、分析を担当する礒田優一氏に聞いた。
2025/03/17
-
-
-
なぜ下請法の勧告が急増しているのか?公取委が注視する金型の無料保管と下請代金の減額
2024年度は下請法の勧告件数が17件と、直近10年で最多を昨年に続き更新している。急増しているのが金型の保管に関する勧告だ。大手ポンプメーカーの荏原製作所、自動車メーカーのトヨタや日産の子会社などへの勧告が相次いだ。また、家電量販店のビックカメラは支払代金の不当な減額で、出版ではKADOKAWAが買いたたきで勧告を受けた。なぜ、下請法による勧告が増えているのか。独占禁止法と下請法に詳しい日比谷総合法律事務所の多田敏明弁護士に聞いた。
2025/03/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方