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デジタルリスクの地平線 ― 国際的・業際的企業コミュニティの最前線
第4回 人工知能のリスクに向き合う人智
新しいテクノロジーとして期待される人工知能(AI)。力が大きい分、そのリスクも大きくなります。今回は、サイバーセキュリティーの観点からリスクの内実を見てみようと思います。
2020/12/04
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ネット中傷に悩む企業と弁護士とをマッチング
企業のデジタルリスク分析や問題解決を行うエルテス(東京都千代田区、菅原貴弘代表取締役)は7月7日、インターネットトラブルに悩む企業・個人と弁護士とをつなぐプラットフォームサービス「ネット中傷解決くん」の提供を開始した。
2020/07/27
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金融機関の接客応対リスク管理をAIで支援
三井情報、FRONTEO、ASEFパートナーズの3社は、金融機関を中心に接客応対現場のリスク管理を進める企業に向け、音声認識システムとAIを活用したコンプライアンス・リスク管理支援サービスを提供する。
2020/07/23
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AI技術で異常予兆を検知
NTTアドバンステクノロジは、NTTネットワーク基盤技術研究所が開発した「ディープラーニングに基づく、異常検知・要因推定を実現するソリューションDeAnoS(Deep Anomaly Surveillance、ディアノス)」を商品化し、「@DeAnoS」(アットディアノス)として今秋に販売を開始する。
2020/06/17
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AIでサイバー攻撃検知し自動対処
英国系のサイバーセキュリティ企業であるダークトレース・ジャパンは、AI(人工知能)による企業ネットワークのセキュリティ商品「Enterprise Immune System(エンタープライズ イミューン システム)」の販売に注力していく。通常から逸脱した動きである攻撃をAIで検知し、自動対処。クラウドやSaaSにも対応する。
2019/10/31
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AIでSNS情報処理し災害時活用
アビームコンサルティングは8月31日、東京都江東区立豊洲西小学校で行われた豊洲五丁目・六丁目地域防災訓練において、スマートフォンから住民が発信した情報を活用する情報伝達訓練を実施した。AI(人工知能)を用いて処理し、役立つ情報を自治会などに届けた。
2019/09/02
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エッジでのAI活用へ日米企業連合
mtes Neural Networks(エムテス ニューラル ネットワークス、以下エムテス)は2日、同社のグループ会社であるロボセンシングと米国のユニコーン企業2社の計4社で結成したAI(人工知能)活用コンソーシアム「SCAiLE(スケイル)」の記者説明会を実施した。エッジと呼ばれる末端機器におけるAIの活用推進が目的。米国のみでなく日本でも会員を募り、5月に数十社規模を目指す。
2019/04/02
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AI活用の防災・減災システム開発へ
損害保険ジャパン日本興亜は25日、ウェザーニューズおよび米国のOne Concern(ワン コンサーン)社とAI(人工知能)を活用した防災・減災システムの共同開発に関する業務提携を発表した。まずは損保ジャパン日本興亜が災害に関する協定を結んでいる熊本市で3月から実証実験を行う。
2019/03/26
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AIブームとリスクのあれこれ
第12回(最終回):不老長寿はAIで実現!?
事故の記録を残す装置として、航空機にはフライトレコーダーやボイスレコーダーがあり、街中ではドライブレコーダーを搭載する車も多く見かけるようになりました。筆者などは、飛行機のフライトレコーダーにもドライブレコーダーのようなビデオ機能を付ければ良いのにと思うことがあります。しかし少し考えてみると、航空機はとても大きいので、街中の防犯カメラのように機体内外のあちこちに設置していないと、どの箇所でどんな不具合が発生したかは追跡できない。自動車のドライブレコーダーのような前方のコックピットからの映像だけでは、せいぜいクラッシュした場面しか映らないから、事故原因の究明にはつながりません。
2019/02/07
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AIブームとリスクのあれこれ
第11回:AIと山火事の発生予測
アメリカではたびたび山火事が発生します。近年はとくにこの種のニュースを見聞きする回数が増えたと感じているのは筆者だけではないでしょう。2018年11月上旬には、米カリフォルニア州北部の複数のエリアでこれまでにない大規模な山火事が発生しました。この大火はハリウッドスターが多く住むリゾート地にも到達し、ウィル・スミスなど多くのセレブたちがSNS上で被害状況を伝えたり、一般市民に避難を呼びかけたり、消防士たちに感謝の気持ちをつづっているのが印象的でした。
2019/01/24
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NTT東、回線復旧の技能競技会
NTT東日本は16日、東京都調布市のNTT中央研修センタで「現場力向上フォーラム」を実施した。同社の29支店とNTT西日本の代表1チームによる光回線の災害復旧の技能競技会のほか、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたネットワーク整備の展示などが行われた。
2019/01/17
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AIブームとリスクのあれこれ
第10回:地震への迅速な対応を指南してくれるのは…
実験室レベルではあるものの、AIを使えば地震の発生を予知できる可能性はあるらしい。前回はそんな話を取り上げました。地震の予兆となる音響パターンをコンピューターに学ばせれば、その前兆を捉えられるようになるというのです。
2019/01/10
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膨張する企業データに新管理手法
IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)によるビッグデータ活用、4K・8K映像の編集など、企業が扱う業務データは近年急激に増加し、企業のデータ管理手法が根本的な変更が求められている。こうしたなか従来の自社内で構築・運用するオンプレミス型データストレージを活用しながら、新たなクラウド型ストレージを融合させ、両者の強みを生かして大量のデータを安価、安全に管理ができる「オブジェクト・ストレージ」というデータ管理サービスが注目されている。データストレージ企業の米ネットアップでオブジェクト・ストレージ部門を統括するダンカン・ムーア氏と、同社日本法人のシステム技術本部でソリューションアーキテクトを務める箱根美紀代氏に聞いた。
2019/01/08
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AIブームとリスクのあれこれ
第9回:AIで地震は予知できるか?
地震の予知は私たち日本人にとってある意味悲願でもあります。地震学者たちは長年にわたって地震予知の研究に取り組んできましたが、今一つ決め手に欠けるのです。地震発生のメカニズムはわかりますが、肝心のいつどのくらいの強さで発生するのかがはっきりしません。
2018/12/20
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AI搭載ドローンでスタジアム警備
KDDI、セコム、テラドローンの3社は、18日、カメラやAI(人工知能)などを搭載したドローンを用いたスタジアム警備の実証実験に成功したと発表した。AIのほか気象や地図などの情報を組み合わせた運航管理システムで不審者を検知。現在は人の目や監視カメラが警備に使われている、大規模イベントでの活用を目指す。
2018/12/18
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AIブームとリスクのあれこれ
第8回:AIを使って犯罪をどこまで未然に防げるか?
2002年に公開されたトム・クルーズ主演のSF映画「マイノリティ・リポート」には、犯罪を未然に防ぐために選ばれたプリコグと呼ばれる3人の予知能力者が登場します。3人はプールのような水面上に横になり、ひたすら犯行時のイメージが現れるのを待つという設定です。当時観たときは非現実的でいかにもSFチックな映画という印象でしたが、今日、まさにAIが予知能力者の代わりを果たせそうな勢いであることに、筆者は驚かざるを得ません。
2018/12/06
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
AIはどこまで火災現場を革新できるか?
2016年11月2日、NASA(アメリカ航空宇宙局)のジェット推進研究所(カリフォルニア州パサディナ)は、AUDREY(Assistant for Understanding Data through Reasoning, Extraction and sYnthesis/理由付け・抽出・分析によるデータ理解アシスタント)という人工知能(AI)を使った、消防活動支援システムが、国土安全保証省とNASA共同開発が始まったと発表した。
2018/11/22
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AIブームとリスクのあれこれ
第7回:AIの未来がコワすぎる5つの理由(後編)
前回は、米国のメディアCNBCがAIの未来について専門家から意見を聞いてまとめた「5つの脅威」のうち2つの脅威をご紹介しました。今回はその後半、3つの脅威について考えてみましょう。
2018/11/22
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独自開発AIで顧客の人手不足解消へ
有限責任監査法人トーマツとデロイト トーマツ リスクサービスは8日、独自開発したAI(人工知能)を活用した「AI-OCRソリューション」と呼ばれる業務効率化ソリューションを企業や地方自治体などに提供すると発表した。見積書や請求書といった書類の電子化などで業務を効率化し、懸念されている人手不足の解消を図る。
2018/11/09
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AIブームとリスクのあれこれ
第6回:AIの未来がコワすぎる5つの理由(前編)
AIは私たちの暮らしを豊かにしてくれるであろうことは、誰しもが認めるところではありますが、他方、AIにもそれなりの懸念すべきリスクがあるわけです。しかし世の中の現実を見れば、どちらかと言えばネガティブなAIの話は敬遠されがちで、多くは期待と希望に満ちた目でAIが見られていることを実感せざるを得ません。このオプティミスティックな雰囲気は言うまでもなく、AIがすでにビジネスや投資の対象として深く経済世界に浸透しているからなのでしょう。
2018/11/08
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AIブームとリスクのあれこれ
第5回:ハローワークに並ぶのは人間、それともロボット?
米国のSF作家アイザック・アシモフは、SF小説の中でロボットが従わなければならない3つの原則を定めました。それが「ロボット3原則」です。次のように人間に対する安全性、人間の命令への服従、自己防衛を柱としています。
2018/10/25
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AIブームとリスクのあれこれ
第4回:証拠映像ですら「証拠」と見なされなくなる時代
昔、国会の証人喚問で都合の悪いことを聞かれたある実業家が、「記憶にございません」を連発して流行語になりました。あれから40年以上を経た今日、依然として「記憶にございません」でその場をしのごうとする人々がいることは、なんとも残念なことです。こういう問題こそ、AIで何とかならないものでしょうか。どんなにうそをついても、あるいは電子的にやり取りしたり、テキストで保存したものを消去したつもりでも、AIを駆使すれば、時間をさかのぼって悪事の痕跡をやすやすと暴き出すことができるかもしれません(これはあくまで筆者の希望的観測ですが)。
2018/10/11
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防災科研とLINE、情報活用で協定
防災科学技術研究所とLINEは26日、インターネットやAI(人工知能)技術を活用した防災・減災に関する連携協力で協定を締結した。防災科研が中心になって整備する「府省庁連携防災情報共有システム(SIP4D)」と通信アプリの「LINE」を連携。設置される防災アカウントを通じた災害情報の配信のほか、被災者から情報収集やAIを用いた質問への応答などを行う。
2018/09/27
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AIブームとリスクのあれこれ
第3回:あなたは人間?それとも機械?
1990年代半ば、パソコンやソフトウェアが爆発的に普及するようになると、各メーカーは操作方法や故障、トラブルなどの相談や解決を引き受けるカスタマーサービスを充実させるようになりました。また金融機関や通販サイトなどは、商品の説明をしたり、申し込みや問い合わせ、クレームなどを受け付けるコールセンターを設けるようになりました。
2018/09/27
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AIブームとリスクのあれこれ
第2回:自動運転車の登場で交通事故は減るか?
よく晴れた休日の朝、朝食を終えたあなたは、自宅の車庫に待機している自分で充電し終えたばかりの「自動運転車」に話しかける。「今日は絶好のドライブ日和だなあ。僕ら家族をどこかリフレッシュできる場所に連れていってくれないか?」。すると自動運転車は答える。「東名を通って箱根方面はいかがでしょう? 今日なら富士山もよく見えますよ…」。
2018/09/13